毎年、この季節になると法人の転勤や
新社会人さんの就職に伴うお部屋探しで
賃貸市場が賑わいますが、今年は
どうなんでしょうね？
※大○建○では減少予想だそうです
私自身、生まれが栃木県では無いのですが
初めて栃木県に引っ越して来た時に
方言の洗礼を受けましたので
人生初の栃木県への入村をされる方は
予習をしておいた方が良いと存じます。
ちなみに私は埼玉県入間市から
栃木県野木町への引越しでバッチリと
言語の差を感じました。
（野木は県境で方言使用が少ない）
多分、宇都宮でも真岡市でも受けるかと…
レベル１ 若者も使う
ほぼ、必ず耳にすると思われます。
以降、例文等を紹介する時に不動産取引で
紹介しますが、それは私が不動産屋なので
不動産を絡めた文章を書かないと
グー○ル先生に「こいつ何屋だ？」と
認識されてしまう為です。ご了承ください。
後、例文程、全開で方言を使用する方は
若年層には少ないです。ですが
単語は会話に頻出します。
・だいじ→大丈夫？
例）この建物、築50年っつうがだいじけ？
→築50年も経っていると言いますが
使用する上での問題は無いのでしょうか？
・うら→後ろ
例）アパートみるっつうならうらのっか？
→アパート見学を希望されている様でしたら
私が車を運転しますので、お客様は
後部座席に同乗されますか？
・手わすら→手悪さ（こっちも方言）
例）重説中にてわすらしてんじゃねぇ！
→お客様、重要事項説明はちゃんと
聞いて下さい！手をもじもじさせないで
分からない事は質問して下さい。
・いじゃける→不快に思う
例）契約しねぇっていじゃけるな！
→折角、案内したのに契約に至らなかった。
嫌な感じだよな。
・ごじゃっぺ→嘘
例）あの不動産屋、ごじゃっぺぬかす。
→あの不動産業者はこっちが分からないと
思っているのか、嘘ばかり吐く。
・いってみる→帰る
例）手続き終わったし、そろそろ
いってみっか！
→不動産を借りる手続きも完了したので
本日は失礼させて頂きます。
・いかんべ？→良いですよね？
例）このアパートいかんべ？
→今回、私が契約したアパートは
良い物件だと思いませんか？
レベル２ 年配者が使う
先程までの言葉は、割と若者が使用する
頻度も高いモノでしたが、ここからは
体感値で大体、65歳以上の方々と
お話をする際に耳にする方言です。
上手な例文ではない可能性があります。
・ふんごみ→掘り炬燵
例）この家はふんごみあんな。
→こちらのお家には掘り炬燵がございます。
・しこる→格好をつける
例）東京から来たからってしこってんじゃね
→都会から来たからと言って
格好を付けないで下さい。
・うっちゃる→捨てる
例）概要書うっちゃっちゃっとけ
→その様な不動産概要書など要らないので
ゴミとして捨てておいて下さい。
※茨城弁かも？
・でれすけ→バカ（良い意味）
例）まだ売れねぇのか。このでれすけ。
→預かり不動産にまだ買手が付かないの？
貴方はちゃんとやっているのですか？
※可愛がっている相手に言う事が多い
・てれんこ→鈍い、のろのろ
例）あいつ役調いって何時間経った？
てれんこてれんこやってんか？
→彼は不動産の調査の為に市役所に行って
未だに帰ってきていないのですか？
のろのろ仕事をしているのでしょうか？
・ちくらっぽ→嘘
例）あの不動産屋、ちくらっぽぬかす。
→あの不動産業者はこっちが分からないと
思っているのか、嘘ばかり吐く。
※ごじゃっぺと同義（？）
レベル３ 不動産業者が使う
栃木県、茨城県だけだそうですが
「地獄」とか「地獄溜め」というワードが
古い民家の売買の時に出てきます。
この、地獄というのは生活排水を
宅地内で地中浸透させていた時の穴を指し
現在では違法行為となります（多分）
あと、農業用用排水利用とかもか？
こちらは生活排水を浄化槽を通した後に
農業で出た排水を流す用排水路に
流して処理をする事を指します。
方言は関係ない余談ですが
宇都宮市には公図混乱地という
魔境（大曽）があります。境界が
確定されていないので土地の売買が
大変だという話を聞いた事があります。
栃木の方言に関して言えば、特に
「だいじ」と「うら」が標準語でも
使用する単語なので意味を解らずに聞くと
一瞬、「？」となり、頭がバグります。
後、不動産業界の一部で物件が中々
売れない事を凝る（しこる）と言うので
そちらも「？」となります。
