賃貸でも売買でも、預かった不動産を
活用（貸したり、売ったり）する際には
当然、借主や買主が必要でして私達の様に
１年中、不動産に触れていない方を相手に
該当不動産の魅力を充分にお伝えするのは
意外に難しいものです。
最近は一周まわって普通に紹介していますが
以前は「何か良い方法は無いか」という
謎の強迫観念で色々な手法を試してました。
まぁ、奇抜過ぎる紹介しても伝わらないし
お客様を置いてけぼりにしかねないですし…
ちなみに新築分譲マンションの販売チラシで
街の俯瞰図に浮かぶセーブポイントと
独特の言い回しを俗にマンションポエムと
呼びますが、私、アレの大ファンですので
ぜひ、キャッチコピー界隈の皆様は
もっと斬新な表現手法を編出してください。
かつて試した表現法
例えばシングル～カップル位のお客様に
1LDKのアパートを説明する際には
普通であれば、資料を指しながら
「こちらがリビングです」
という風に説明するのですが、一時期
彦○呂さんにドはまりしていた頃は
「ここが寛ぎの空間や」
という風に説明していました。
今、改めて思い返してみますと当時の自分は
泥酔して仕事してたのか不安になります。
お客様にも伝わりはするのですが
？というマークが頭上にハッキリと見えます。
ちなみにこの彦○呂リスペクト説明では
・風呂→癒しの一時
・トイレ→デトックスタイム
・洗面所→戦の支度場
・寝室→夢の世界への入口
といった感じで上手い表現が見つからない
時ほど、よりポエミーになります。
この様な仕様ですので、説明後半になると
お客様側からの「上手い事言え」という
プラッシャーを感じる様になりますので
ドMの不動産営業の方はぜひお試しあれ。
今、密かにありか？と思っている手法
マンションポエム愛好家の私が今、密かに
いけるんじゃないか？と思っている
新たな不動産の表現方法、それは
ウィスキー評論家の表現方法です。
※ウィスキーポエムでググってください
つまり、マンションポエムよりもう一段
歩みを進めて、一見するとdisっぽい
表現もあえて加える事で、聞いている
お客様をトップスピードで置き去りに
するという高等テクニックでございます。
らせん階段、カブト虫、廃墟の街
イチジクのタルト、カブト虫
ドロローサへの道、カブト虫
特異点、ジョット、天使、紫陽花
カブト虫、特異点、秘密の皇帝
真面目に読んでいた方、ゴメンナサイ。
これはプッチ神父が天国への扉を
開く為にホワイトスネークに刻んだ
14の単語でして、本記事とは
関係ありません（JOJO見れば分かるよ）
では、気を取り直して
レビュー ビオーラ/K1N-3悠 0年
コート・ダ・ジュールを思わせる佇まい
室内に歩を進めると有機溶剤の香り。
暖かな陽光、憩い、長い通路。
趣味と生活を両立させる、そんな一品。
…我ながら良い出来だと思っています。
ちなみに上記は大○建○さんの
新築アパートについてのレビューです。
※いわゆる新築の匂いとは壁紙を張る
糊の揮発性有機溶剤の匂いです
こんな感じで築古系をレビューすると
レビュー エルディム 26年
年月の経過を思わせる褪せ
玄関扉、香るい草、日の当たらぬ小部屋
幾人もの暮らしを見守って来た
お財布に優しい、そんなアパート。
これも書き上げて見たらまぁまぁ良い。
まぁ…でも、今日初めて会った
不動産屋が、いきなりポエム始めたら
結局、彦○呂の時と同様にひかれるので
不動産案内ポエムは当面封印ですね。
今回のブログを読んで「頭大丈夫か？」
と、感じられた方がいらっしゃるかと
存じておりますが、大丈夫です。
いつもこんな感じです。
