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不動産業者は仕事が遅い?
不動産業者は仕事が遅い?
不動産業者は仕事が遅い?
賃貸でも売買でも、不動産取引を行う時に
やり取りにしても取引の進行にしても
とにかく「遅い」と感じられる方の割合は
結構、多いのではないかと思います。
※実際に言われた事も有ります
まぁ中には段取りが悪くて進行が遅い
不動産業者の方もいるとは思いますが、
殆どの場合で、頑張ってもスピードが出ない
業界的な理由が存在します。
その、業界的な理由というのは…
「不動産取引はターン制」という理由です。
では、ケース毎にどの様なターン制が
発生してしまうのか説明していきます。
※ケース毎と書きましたが一例を書いたら
力尽きました。申し訳ないです。
賃貸アパートを借りる場合では
貸出す部屋があって、借り手が付いて
初めて契約が執り行われます。
ここまでは御理解頂けると思います。
じゃあ契約が執り行われる時にどの様な
工程を経て契約が完了するかと言うと
・入居希望者が賃貸借申込書を提出
↓
・賃貸人が申込書を基に審査をする
↓
・承認後、仲介者より入居希望者へ通知
↓
・入居希望者へ契約始期の最終確認
↓
・契約始期を確認後、賃貸人が契約書作成
↓
・契約書を受取った仲介者が重説作成
↓
・入居希望者と日程調整後、重説実施
↓
・重説実施後、入居希望者が契約行為に着手
↓
・仲介者が契約書と契約金を賃貸人へ送付
↓
・書類、お金を確認後、賃貸人が鍵を手配
↓
・鍵到着後、仲介者から入居希望者へ連絡
↓
・日程調整し、入居者が鍵を受領
…書いていて凄く疲れたので売買版は割愛。
ざっくり書いたこれらの工程を基本的には
順番通りにしか進められないからこそ
特に急ぎの契約希望者様から「遅い」と
誹りを受ける事になってしまうんですね。
上記の工程では、金融機関の営業日だとか
我々、不動産業者の定休日という概念を
省いて列記しましたが、実際の契約では
勿論、関係者各位の都合という要素が
付加されます。この様な事情によって
たかがアパートを借りるだけでも莫大な
時間が費やされてしまいます。
でも、実際の賃貸市場では(嫌ですが)
申込~鍵受領まで3日でこなす場合や
もっと、取引当事者が増えるケースも
出てきてしまいます。その様な場合では
反復取引をしている者同士で
信頼関係を軸に先の工程を用意したり
ゴニョったりしながら手続きを進めます。
ですから、出来れば不動産取引には
充分な時間的余裕をもって望んで欲しい
…とか思っているのに、特に賃貸では
申込~賃料発生まで待っても1ヶ月という
商慣習がございますので、業界として
取引工程の簡素化に取り組むか
商慣習の見直しに取り組むかのどちらかを
真面目に検討して欲しいと不動産業者の
私が思う程、一つの契約を取り纏める事に
使う労力が多すぎるというのが現状です。
工程を列記するのが思った以上に疲れるので
売買の取引工程は書きませんが、賃貸以上に
大変だったりします。重説作成が重いのと
登場人物が増える事と、大体の場合で買主が
契約内容を理解していない事などが原因です。
※特に契約解除の要件ですね
唯一の救いは賃貸よりも軽い気持ちでの
契約が少ないので、スナック感覚での解約は
滅多に起らないという一点のみです。
※発生すると違約金+仲手請求に怒られます
賃貸、売買、額の大小にかかわらず
他人との約束を履行するという事を念頭に
誠実にお手続きを進めて欲しいと思います。
どうしても契約出来なくなってしまった際は
1日でも早くお知らせ願いたいと存じます。
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