アパートやマンションの紹介…
所謂、賃貸仲介のお仕事をしていると
幸せな理由でのお引越し以外に
不幸な理由でのお部屋探しを
お手伝いする事が多くあります。
不幸っていっても大概は
離婚・別居案件ですので
お部屋を探される方（奥様）は
むしろ開放感等を感じている？
のかもしれませんが…
離婚原因にも拠るんですかね？
その様なお部屋探しのお手伝いを
行っていて、老舗業者さんの
アパートを仲介した際に
特約に入居者増加不可っていれて！
と、あまり聞かないオーダーを
された事があります。
特約＝賃貸借契約書の基本事項以外に
約束事を定める時に記載する項目
大体入るのは退去時清掃費は
借主が負担するっていう一文
契約書の特約に入れる？
一般的に、賃貸借契約書では
借主に一方的に不利な内容は無効
という大前提があります。
入居者増加禁止は特に借主不利では
無いと思いますが真意を聞かずに
書類だけ作成して貸手の意向と
異なる契約をしてしまっても
ご迷惑かと思い、特約の意味を
確認したところ…
・近年ニュースで多い再婚相手から
連れ子に対する虐待を防ぎたい
といった理由からの特約設定
である事が判明しました。
あ～なるほどですね！
つまり、老舗業者さん的には
入居するお母様に将来的に良い人が
現れるとしても、アパートに
転がり込んでくる系の男ではなく
借主ファミリーと同棲するお部屋を
用意できる経済力を持った方を
選んで欲しいという思いですね！というか第二の人生を歩むパートナーが
現れたらこのアパート以外で生活してねって事
流石現在70代の大ベテラン！
問題を解決するよりも
そもそも問題が起こらなければ
どうという事は無い。
不動産的に正しいか？は
良く分かりません。がトラブル
対処法としては最上級ではあるな
と、妙に感心しました。
知りたくなくても…
で、特約に上記の文を入れて
契約書の説明時に借主さんに
特約の真意をお伝えして
特に問題なく締結したわけですが…
不動産仲介業を行っていると
お客様の人生の節目にお会いする
タイミングが多くありますので
何となく○○かな？とか
意外に分かるようになります。
的外れな事も有りますケドね
その他、賃貸であれば部屋探しの
動機は必ず聞く項目ですので
言い難くても有耶無耶に答えると
不動産屋が納得できるまで
質問されます。
（反社・犯罪使用防止の観点です）
不動産業者には業務上知り得た
個人情報を漏洩してはならないという
至極当たり前の守秘義務があるので
私がブログに書く内容は
時期やその内容もしくは全体的に
ボカシを入れて記載していますが…
稀に、不動産屋で部屋を探すより
探偵・弁護士探した方が良くない？
と思ってしまう離婚原因の方もいて
世の中って協議離婚が主流で
調停や裁判で慰謝料請求するって
ファンタジーなの？と感じる程
波風立てない別れが多いような
気がします。（既に終わってる？）
