昨年の話題で今更アレですが…
2022年度から始まる高校の
新学習指導要領で家計管理等を
教える家庭科の授業で【資産形成】の
視点に触れるよう規定されたそうです。
株式・債券、投資信託などの
基本的な金融商品の特徴を教える
ことになるそうです。
これまで家庭科でのお金に関する
授業では【無駄遣いしない】とか
【騙されない】といった消費側の
目線で授業を行っていたそうですが
【資産形成】の重要性を盛り込み
投資家目線での各金融商品の
メリット・デメリットの他、
ライフプランやリスク管理なども
言及するそうです。
…まず、教える先生たちは
金融商品に対する十分な知識や
運用経験はあるのでしょうか？
株も不動産もなんでもそうですが
実際にやってみない事には
机上の空論の域を出ないですし…
市場・景気動向等の自分では
コントロール出来ない要素が絡むと
【〇なら△する】的な説明されても
意味ない様な気もします。
ついでに、そもそも余剰資金を
資産形成に充てなさい！的な授業に
なると思うのですが、充分な
収入を得られない限り手を出せない
＝一生使わない知識 を教える位なら
普通に法律の授業を厚く行った方が
良い様な気がしなくもない…
自分は将来、積極的な資産運用を
考えています！的な子たちに
選択授業で教えるとかでは
ダメなんでしょうかね？
まぁ減りゆく税収と年金問題を
解決できませんという政府の見解を
マイルドに世に伝える意図は
嫌と言う程に伝わりましたので
本懐は果たしているのでしょう…
金融商品も不動産でもそうですが
【儲け話で騙される】的な話には
概ね、以下の2点が関係します。
・儲けたいという欲
・情報の非対称性
【儲けたい】と思う事は
別に悪い事ではないと思います。
お金が有って困る事は少ないですし
生活する上でもお金は必要です。
問題は【情報の非対称性】の方で
簡単に言うと【勉強不足】です。
事業を行う・投資をするにしても
分からない分野に大金をかけて
仮に勝てた＝儲かったとしたら
それは幸運に恵まれただけです。
株で儲けを出したいなら最低限
株式市場について勉強して
投資する銘柄（業界）についても
情報を仕入れて行うべきですよね？
不動産についても市場性や相場
地域での優位性などは調べます。
先ほど言及した【儲けたい】という
欲が行き過ぎて【楽して儲けたい】
になってしまうと勉強をする過程を
すっ飛ばして【旨い話】に飛び付き
【本当に旨い話】ではなかった時に
【騙された】となるのです。
もはや、勢い付いた自殺ですね…
なので、金融商品がどうとか
NISAやiDeCoには税優遇があるとか
そんなどうでも良い授業を行うなら
法律なり守るべきルールを教えたり
資産形成を若者にさせたいなら
収入を増やさせるか各税金を
下げてくれた方が良いと思いました。
