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たまには知らない方が良い事も有る
たまには知らない方が良い事も有る
たまには知らない方が良い事も有る
そう言えば絶好のブログネタなのに
書くのをすっかり忘れていた案件が
あったのを思い出したので記載します。
当り前ですが、何処の誰の話なのか
分からない様に適当な箇所に
フェイクを入れていますが当事者は
見れば分かる内容です。
今年の5月(6月?)頃だったかな?
真岡市の外れの方のお家を売却したい
という売却査定が来たんですよ。
もう、本当に益子との境目位の立地で
バッチリ調整区域。土地の価格は
期待できないと思って下さいね?
等と依頼者さんに事前に伝えた上で
現地調査を行ってから査定する旨を
お伝えして初日は終わりました。
2~3日後、明るい時間に動ける日が
出来まして、早速、対象不動産の外観を
確認しに向かいました。上物(建物)は
相応に古く、表から見た範囲では
・室内に物(ゴミ)が大量にある
・建物北側あたりで雨漏りしてるかも?
・雑草はそこまで群生していない
ざっとこんな感じだったので…
・直近まで使用者が居たのか?
・解体、ごみ処分が土地値以上になる?
この2点が非常に心配になりまして
売却依頼者に「室内を見て良いか?」
を確認→承諾を頂き、後日改めて
対象不動産に向かう予定を組みました。
ちなみに2階建てのお家でした。
2回目の訪問。依頼者から家の
鍵がない事。掃出し窓が無施錠な事を
伺っていましたので掃出しより進入。
表から見えた以上に室内には物(ゴミ)
が多く散乱していました。
階段が北側にある間取りでして
掃出し窓=南側のお部屋から足の
踏み場もない程のゴミを避けつつ
2階を確認すべく歩みを進めていると
「「ぼぉん…ぼぉん…」」
壁掛け時計が11時を告げる鐘を鳴らし
「やっぱり直近まで使ってたんだ」
そんな事をぼんやりと考えながら
台所、風呂、階段下収納を一瞥しつつ
2階への階段に辿り着きました。
階段の中腹程に雨染みの跡があり
屋根保修の費用を思慮すると
やっぱり解体更地渡しの方向かな~
とか考えながら2階へ上がると
鼻を突く獣臭。ペットでも飼育して
あまりペットトイレのお手入れを
しなかったんだろうなぁ…
古家の査定は、いつもかつての
住人の生活、日常を勝手に想像するな
事務所に戻る車内でそんなセンチな
感傷に浸り、戻れば解体査定を打診し
数字が出揃ったところで依頼者へ。
査定金額をお伝えし、あの家は
どの様な経緯で売却処分を検討したのか
なんとなく伺って見ました。
すると…
・古家は遺産相続で取得した
・依頼者が知る限り5年以上放置状態
・最後の住民は認知症の祖母
・ペットは飼っていない
…いや、怖いよ!なんで5年放置の
壁掛け時計が時を告げるねん!
2階の獣臭完全にfrom祖母じゃん。
マジでそういうの早めに言って欲しい。
聞いてたら中見ようと思わないもん。
まぁ、少しでも高く売りたいって
気持ちがあれば悪材料になる事実は
なるべく言いたくないですもんね!
不動産業を長く続けている人は
異常に怖がりか、異常に無神経の
二極化する傾向がございますが
それは、この様な売主様の心遣いが生む
心理的お化け屋敷に何度も入館する事で
培われる言わば、職業病でございます。
というか、そもそも先に細かく聞けば
そんな心理的お化け屋敷への入館も
回避できる訳なんですが…
なかなかどうして、病み付きになって
ついつい事前ヒアリングを疎かにして
現地調査に行きたくなるんですよね…
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