6月の米国ＩＳＭ製造業景況感指数は
市場予想を少し下回り、前月比でも少し鈍化。
需要は変わらず旺盛である一方で、人手や
原材料の不足が原因だそうです。
ここまでを簡単に言うと、物は売れるが
肝心の製造が間に合わない。という事です。
また、米国では都市部の集合住宅から
郊外の一戸建てへの需要も相変わらず強く
既に住宅価格が高騰しているそうです。
それは需要もそうですし、ウッドショックで
原材料費が高騰している事も一因です。
上記の様な「需要が強いが品不足」状態が
不動産市場以外にも様々な分野で発生し
結果、ニーズがあるから原材料も高騰するし
商品価格に転嫁しても売れる為
インフレーション（物の価値が騰がる）
傾向にすすんでいるという事ですね。
量的緩和で市場にお金が溢れてるのも原因。
経済的な流れに関して言えば、日本って
アメリカ合衆国、日本州なのか？と言うほどに
米国の影響を受けまくりますので
周回遅れで日本にもインフレが発生する
可能性があり得ます。
→６月21日にＦＲＢが利上げ前倒しを
示唆する発言をした時も何故か
日経平均が大きく下げましたね
当の米国ダウは微風でしたが…
ついでに栃木県は東京の一部だと認識している
御仁もいるっぽくて…東京の新規感染者数が
増加傾向に入ると、なぜか栃木の消費が
鈍化するという謎現象が起こるので…
路上飲みをしている東京都民には栃木が受けた
経済的損失を埋めて頂きたいと思います。
まぁ、それは冗談ではありますが、米国で
起こる現象は周回遅れで東京でも起こり得て
東京で起きた現象は、周回遅れで地方でも
発生し得るという事を念頭に置きますと
地方の地価も値上り傾向に向かうかと。
地価に関しては既に底打ち～値上り期だと
（不動産業者の私は）思っていますが。
多分、消費者目線だと未だ
「真岡市内なんか、土地値は安いだろ」
という認識の方も居る様な気がします。
現状、半分正解で、半分間違いだと思います。
真岡市と、その近隣地域で言えば
真岡の土地は未だに安いのは正しいのですが
従来の坪単価で買おうとしても良い立地は
買えない市場に突入していまして
体感、１～２割位は値上りしています。
→といっても、従来が坪８～９万位で
異次元の安さだったダケなんですが…
今は、区画整理実施地は坪10～12万位
ハウスメーカーや建売仲介の営業マンが
世界的なインフレ圧力の話とか、原材料の
高騰について最低限の知識があれば
今は絶好の販売シーズンという事になり
買手も絶好の買い時の様な気がします。
問題は固定で借りるか変動にするか。
米国や欧州の量的緩和はコロナ影響なので
それさえ解消すれば利上げ出来そうですが
日本はその前から量的緩和をしているので
利上げに繋がるか？疑問ではあります。
→インフレすれば景気回復からの利上げは
充分に考えられますが、賃金も
上昇しないと、消費者がキツいだけ…
（これを書いているの７月２日です）
為替の値動きも気になりますよね。日本円は
メッチャ円安傾向が続いていまして…
対ドルでもユーロでも考えられないくらい
円が安い状態です。当初ワクチン接種の
遅れが原因とか言われていましたが
どちらかと言うと、世界的なインフレ傾向に
日本がついて行けていないのが原因だと
（私は）思いますね。
だとしたら、為替の正常化（？）の為にも
日本市場でインフレが起こるのは
当然の流れだと思いますし、出来なければ
海外から原材料が買えない。というか
買い負けてしまいますので、仕入れ価格の
高騰が商品代金に転嫁されるのは
自明の理でしょうね。しゃーない。
企業価値にＥＳＧの観点が用いられる現代では
遠からず、経費における人件費の割合も
該当企業の価値の判断材料になるハズですので
最低賃金が云々の話とは別の方向でも
賃金にも上昇圧力がかかる！って思います。
凄い簡単に言うと、人を安く遣う事でしか
利益をあげられない企業に未来は無いでしょ？
っていう風に投資家の目線がなるかも。
といった内容のお話です。
コロナが流行る前から粛々と訳の分からない
ブログを続けてきましたが、コロナ禍は
世界の変貌を加速させた一面は有るかと。
地方の不動産価格が二極化しだしたのは
コロナ前からの私の主張です。当たっていて
嬉しい気持ちと、早期化しすぎて
仕込みが間に合わず困る気持ちがあります。
結局、お買物なんて欲しい時が買い時なので
住宅を取得したいと思った時に脳死で
購入するのが一番満足度が高いのかも。
