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残穢を読みました
残穢を読みました
残穢を読みました
最近、小野不由美さんの「残穢」という小説を
読んだんですが、不動産屋的に凄く面白くて
勢いで映画版も借りてきましたが、そっちは
初手ネタバレからスタートするので
個人的には小説版の方が面白かったです。
描写も細かくて分かりやすいので、普段は
本を読まない方にもオススメです。
で、不動産屋的な面白ポイントの件ですが
「穢れは土地に憑く」っていう発想(着眼)と
合・分筆してもダメ!っていう点です。
仮にそれが正であるなら、事故った物件の
上物を取り壊しても、合・分筆して
地番ロンダリングしても告知義務が残る…
→これに関しては実際、告知義務ありますが
不動産屋のブログなので話の内容を無理にでも
不動産関連の話にしないといけないので…
前にも書いたと思いますが、告知義務と
告知期間について書いていこうと思います。
不動産(売買・賃貸共に)の契約をする際に
「その話を聞いていたら契約しなかった」って
なりかねない様な話を「告知事項」と言い
死人が出てたり、火災があったりすると
「〇年前に××がありまして…」と
契約希望者に説明する義務が発生します。
マンション等のような、一つの建物に複数の
お部屋がある物件の場合では、契約対象の
お部屋についてのみ説明をするのが一般的で
例えば401号室の契約をする際に
1307号室で自殺がありまして…なんて
離れている違うお部屋の事を説明する事は
(普通は)ありません。隣室とかなら
(知っていれば)説明すると思います。
人が死んだら常に告知義務が出るの?と
不安に怯える家主様も居ると思います。
ご安心下さい、自然死の場合は告知義務には
該当しないと考えるのが一般的です。
事件や事故に巻き込まれて死人が出たとか
不幸にも自殺してしまった場合が
次の契約者への告知事項になります。
買う方、借りる方からすれば、自然死でも
教えて欲しい!という要望がありそうですが…
まぁ、人はいずれ死ぬので。しゃぁない。
逆に大往生で安らかな顔で逝けた!って場合
対象不動産になにかしらの加護があるかも?
次の契約者に伝えなきゃいけない事項について
ご理解を頂けたかと存じますが、未来永劫
「〇で××があってさ…」という様に
語り継がなければいけないの?という件。
周囲の方々の記憶から薄れるまでが
伝えなくちゃいけない期間となります。
事件が風化するまで。とも言います。
事件・事故の場合では、発生当初であれば
周辺住民の方々の脳裏に焼き付いていて
次の住人が来た際には「ひそひそ」といった
噂話の的にもなると思います。ですが
流行の消費が早いと言われる現代において
ショッキングな事件であっても意外に
風化迄の年月を要しない物でして…
極論、言われたら思い出すレベルの事まで
一々告知していたらキリがないというか…
応仁の乱とかの戦場を一々告知しないじゃん?
それと一緒です(多分違うけど)
という訳で、不幸な出来事が発生してしまうと
暫くの期間は告知しますが、ある程度経てば
告知しなくなる。というのが不動産における
告知事項という概念。ってお話でした。
カップルが同棲を始めるお部屋の退去理由が
前入居カップルの破局…だったとしても
別に告知しないので悪しからず。
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