先日、昨年末にアパートを退去された方から
一本のお電話を頂きました…その内容とは
アパート退去に伴い原状回復費を請求した件で
内装（壁紙）が償却年数を超えているから
原状回復費を支払う云われは無いはずだ！と。
実際はもうちょい穏やかな口調でしたけど。
保証会社経由での請求でしたので、既に代金は
お支払い頂いていました。だからそのお金を
返して欲しい！って言いたかったようですね。
確かにクロスの償却期間はとっくに過ぎていて
残存価値を争う事になったとすれば元入居者の
言い分も一部は正しいと思います。
クロス原価から人工費を差し引いた分であれば
償却して請求すべきでしょうね。
…汚れが煙草のヤニ汚れじゃなければ
ヤニ汚れ以外でも故意・重過失で室内に汚損や
破損をしてしまった場合では基本的には
内装の償却（残存価値が減っていく）という
概念は入る余地が無く、原因となった方か
お部屋の契約者に支払い義務が発生します。
過失位なら償却後の費用を請求でしょうね！
車で例えますと、６年以上型落ちの車を知人に
貸したらボコボコに凹んだ状態で返却され
「償却しきってるから良いだろ」と言われて
修理代金を支払って貰えなくても大丈夫！とは
ならないと思うのですが…（車は償却６年）
不思議な事に賃貸だと頻発するんですよね…
件の元入居者の方は説明でご理解を頂けたので
別に良いんですけど…なんで退去１ヵ月後に
あんな事を言い出したんでしょうかね？
そもそも到底修繕に必要な代金では無い金額で
退去精算をしてあげたのに…
今月退去立会をされた方は電子タバコ喫煙でも
室外で喫煙して下さったので全く問題もなく
しかも退去に伴い御自身で室内清掃まで
実施して下さったので、対比で残念度が凄い…
唯一、良かったのは「喋り方が丁寧」位ですが
丁寧に言われてもアカン事はアカンなと。
