アパートを探していると出てくる
3種の階段の説明！
それぞれのメリット・デメリットを
ご説明させて頂きます。
【外階段タイプ】一番上の写真です。
★ メリット
建物全体に対して、
お部屋を大きく作れる。
四角の建物が作れるので、
建築費・耐震性などで
有利な事が多い。
1階と2階の間取りが同じ
（同様の世帯が入居する）
★ デメリット
階段が野ざらしの為、汚れやすい。
2階のお部屋の通路が共用になる。
昇降が片側のみの場合が多い。
【中階段タイプ】スグ上の写真です。
★ メリット
お隣のお部屋と物理的な
接地面積が少ない。
上下階が同じ間取り
（同様の世帯が入居）
階段から遠いお部屋がない。
内階段に比べ家具の搬入がしやすい。
★ デメリット
建築費用は少し高め
（外壁を張る面積増える等）
階段に使ってる分、お部屋に
使える面積が減る。
やはり、野ざらしの為、汚れやすい。
【内階段タイプ】
2階の玄関も1階にあるタイプです。
★ メリット
階段で他の入居者と
すれ違うことがない。
室内にあるので、
手摺などは汚れにくい。
雨天時などの階段が
滑りやすい時も安心。
★ デメリット
家具の搬入が大変（引越し屋さん談）
通常、1階の間取りが
2階のものより小さい。
→2階ファミリー、1階カップルや
2階カップル、1階シングル
等になりやすい。
★ 例外として
戸建やメゾネットは
当たり前ですが内階段です。
その中でも、廊下ではなく
リビングに階段があるものを
【リビング階段】と
呼ぶことがあります。
子供が知らない間に
お部屋にいっちゃったり等が
物理的に無理なので、
家族のコミュニケーションが
増えるメリットの反面、
エアコン等の空調効率が
下がるデメリットもあります。
【結果、どれが良いのか？】
お部屋に求める優先順位によります。
新しいアパートは、大体が内階段タイプ
（重層タイプ）ですので、
新しいもの重視であれば
必然、内階段の物件が多くなります。
お子様がいらっしゃり、生活音に対しての
相互理解を求める時には、中階段や外階段タイプの
お部屋を視野に入れられるのも良いと思います。
中階段タイプが建築費が高い理由には
もう一つ、地震の際にねじれが出やすいので
より頑丈に作る必要性もあります。
階段を抜きにした時、外・内階段タイプは
四角形なのに対し、中階段タイプは【コの字形】
になりますね。
その、凹んだ部分があると、
建物全体が均一方向に
揺れるのがねじれたりするので、
通常より強く造ってあげる
必要があるそうです。
ゆくゆく、注文住宅で中庭のある
お家を作りたい方は坪単価だけではなく
内容の説明を聞かれるのも
納得のお家を手に入れる
一つの方法ですね！
※重層タイプで2階が1ＬＤＫ
1階が2ＬＤＫという
物件もあるにはあります。
真岡市内でお目にかかった事は
ありませんが宇都宮市内で
数件見た事があります。
※大丈夫かと思いますが、中階段タイプが
地震に弱いという事ではありません。
施工時に必要な計算をして
必要な強度を持たせています。
※内階段タイプの階段幅は
物件の築年数や施工会社に
よって異なります。
メーターモジュール施工で
重層タイプが流行りだした頃の
階段幅が一番広いイメージです。
