真岡市で不動産業を行う前から
一定の割合で
「賃貸でファンヒーターって禁止ですか？」
という内容のご質問を頂く事があります。
確かに、契約書で使用禁止を
明記される事もありますが、
そうでない場合も、大っぴらに
大丈夫です！とは、言えない事ですので
その理由についてご説明していきます。
また、今回は「使用禁止の背景の説明」
であり、私用を促す意図は
皆無ですので、その点を留意下さい。
【禁止したい理由】
まず、賃貸の契約書では
「こんな風にアパートを使わないで！」
という、禁止したい事項を列記していき
不正に使用されたり、
事件を起こされたりしないよう
危険であったり、違法な行為を
しないよう、注意をしていきます。
例えば、室内に爆発物だったり
銃刀法に違反するような物を
持ち込まないで下さい！と
契約内容を定めるワケですね。
この場合、灯油が爆発物に
該当しますので、室内に持ち込めない
＝石油ストーブを使用できない。
という事になります。
危険物・爆発物と一括りにしないと
アレはＯＫ、これはＮＧと
大変面倒臭い事になりますので
一々、種類を書かずに禁止するんです。
また、化石燃料を使用する事で
室内の一酸化炭素濃度が上昇し
中毒症状→死亡となるのも
非常に嫌ですので、禁止する。
というのも聞いたことがあります。
その他、急激に上昇する室温と
外気温差により結露が発生し、
カビや、フローリングの腐食に
繋がるので使用を禁止するケースも
あります。
結露と一酸化炭素を理由に
している場合、明確に石油ストーブの
使用を嫌がっているので
使用しない方が無難かと思います。
爆発物の持込を禁止している場足、
爆発物のカテゴリーに
石油が含まれる→ストーブ使用を
嫌がっているワケではない。
となりますので、
軽く聞いてみるのも良いとは
思います。
多分、非常に遠回しに
説明してくれると思います。
【何の暖房器具なら良いのか？】
爆発物持込を禁止しているようであれば
動力が電気の暖房器具なら
問題ないと思います。
ハロゲンヒーターとか？
一酸化炭素中毒を危惧している場合、
上記の電気式の暖房器具は
問題ないでしょうが、
徹底するなら、ガスコンロ使用時の
換気扇使用の強制等も
契約書に入れるべきになってきます。
結露を危惧している場合、
もはや、室温全体に関与する
暖房器具は一律ＮＧという
結果になります。
ですが、勿論そんな内容の
契約書は無いので、
結露を理由にしている場合でも
電気ヒーター等を使用して
問題はありません。
※どの場合でも、結露を
放置して室内にダメージを
与えた場合、退去時に請求
されます。
律儀な方であればあるほど、
契約時に室内使用できる
家電等についてキッチっと
確認をして下さるのですが
たまに、上記の様に答え辛い
事項もありますので、
凄い遠回しな説明をされた場合
察して頂けると大変助かります。
