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LRTとコンパクトシティ構想
LRTとコンパクトシティ構想
LRTとコンパクトシティ構想
宇都宮市が2022年開業予定プロジェクトとして、
宇都宮市と芳賀町(本田技術研究所)を結ぶ
LRTの整備を進めていますね。
そもそも、LRTとは何なのか?
どういう経緯で必要とされているのかを
簡単にご説明していきたいと思います。
あと、そもそも公共事業を行う時には
その事業計画地の地権者さんと
各行政で色々あるのは承知しています。
(該当地の収用とか)
ですので、あくまで一般論という事で
お願いします。
【LRTとは】
→Light Rail Transitの略で、
(ライトレールトランジット)
軽量軌道交通と訳されます。
Light Railまでで
「輸送量の軽量」な旅客鉄道を指す
言葉だそうです。
「輸送量の軽量」についてですが、
単車両、もしくは数量車両編成で
運行する→一度に運べる人員が少ない
という事です。
Transitは公共交通機関という
意味を持つようですね。
上記の意図や前提で言えば
単車両or少数車両編成での運行で
貨物は運行しない。
運行間隔が狭い(待ち時間が少ない)
必要があります。
実際、宇都宮市のHPを確認しますと
ピーク6分間隔・オフピーク10分間隔での
運行計画と表記されています。
また、動力が電気である為、
バスに比べ排気ガスが出ずに
走行音も静かであるといった
メリットも記載されています。
(でも、LRT導入後もバスは
路線見直しなどをし、
運行するようです)
高架鉄道や地下鉄に比べ
軌道整備等のコストを抑え、
バスや従来の路面電車と異なり
大部分を専用軌道走行する事で
交通状況(渋滞など)の影響を
受けにくいといった、
導入面での長所もあります。
では、なんでココにきて
LRTを導入するという
話になるのでしょう?
日本では90年代後半から
現在に至るまで【少子高齢化】が
進んでいます。
(正確には90年代後半から
生産人口の上昇率低下、
2004年に日本人口はピークをむかえ
以降、高齢人口が増加しつつ
総人口は減少)
また、上記より以前の60年代ころから
日本では急激な核家族化が進んでいました。
(核家族の比率自体は1920年で
既に55%に達していたようです)
※核家族→1組の夫婦
→1組の夫婦とその子供
→父子世帯や母子世帯
その他、大型商業施設の郊外出店により
中心市街地にシャッター通りが生まれたり
(それだけが理由ではないと思いますが)
新築住宅が郊外に向かって拡散していく
スプロール現象が問題になっています。
※スプロール現象
都市・市外地が無秩序に広がる現象。
スプロールは虫食いという意味。
その他にも沢山あるのですが
要約すると、税収が下がるのに
インフラ整備や介護・医療予算などが
増大し、大げさに言えば
自治体が破綻するかも!という
危機が迫ってきたという事です。
【そこでコンパクトシティですよ】
→都市の中心部に様々な機能を集約し、
郊外への拡大を抑制するとともに
中心市街地の活性化を図る都市政策。
街の中心部に様々な機能があって
それらを中心に人が住んでいれば、
学校や病院をあちこちに作る必要が
無くなったり、道路や上下水道の
メンテナンスも最小限の箇所に
纏められるので、税収が少なくなっても
都市としての機能を維持しやすい。
といった期待の元、日本の色々な場所で
取組みを行っている様です。
(中心市街地の地価向上が
見込めるので、税収低下にも
抑止力が見込めます)
宇都宮市が進める構想の真意は
解りませんが、
コンパクトシティ化を進める事により
人口が一点に集中する事で
必然、渋滞が起こりやすくなったり
現在も一部問題になっている
高齢者の事故や、そもそも
自動車を所有してない方々への
問題解決としてLRT導入になったのでは
ないでしょうか?
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