タイトルまんまですが、
真岡市で賃貸物件を探そうとした時、
アパートはいっぱいあるのに
マンションは全然ないですよね？
※一戸建て系はメゾネットが含まれ
いっぱいあるように見えます。
2019年4月現在の実数で言えば
・アパート 191棟
・マンション 19棟
・メゾネット 6棟
・戸建 16棟
以上の様な分布になっていました。
※全てが空室とは限りません…
なぜ、地方都市ではアパートが多くて
マンションが少ないのでしょうか？
皆様もご存知とは思いますが
再度、確認してみたいと思います。
【地方都市でアパートが多い理由】
一口に地方都市といっても、
例えば宇都宮市や小山市の様に
駅前には、大きなビル（マンション）が
建っていますよね。
これは、（主に）土地の値段と
建設費用の兼合いで、
中心部にマンションが建ち
郊外にアパートが建つようになります。
もっと具体的に言えば…
各構造別の建築坪単価をみると
・木造 坪40～60万円程
・鉄骨 坪50～70万円程
・RC造 坪70～100万円程
といった具合に、建造物の施工費用が
段々、高くなっていきます。
※鉄骨造は重量鉄骨・軽量鉄骨で
坪単価平均が異なります。
重量鉄骨→鉄骨マンション
軽量鉄骨→アパート
駅近で利便性が良い土地の場合
土地の坪単価自体が高い為、
敷地を大きくとって建物を
横に伸ばすより
頑強な構造体を使用して
建物を上に伸ばす方が
収益性が高い場合があります。
対して、郊外地であれば
下手に上物（建物）の施工単価を
高価なものにするより
土地を広く使用し横長の２階建を
建築した方が、後々の
メンテナンス費用なども含め
収益性が良くなる場合があります。
※その他、建蔽率・容積率の
兼ね合いも当然ありますが
小難しくなるので
割愛します。
簡単に言えば、地方で
3階建て以上のマンションを造る
（家主側の）メリットが
薄い為、真岡市や地方都市では
2階建てアパートの供給が
多くなっています。
家主側の事情は置いておいて
賃貸物件を探している
皆様の中には、きっと
「アパートだと音が気になる…
防音性の高そうな
マンションタイプの物件
ないかな？」
という方もいらっしゃると思います。
しかし、分譲マンションに比べ
賃貸マンションではスラブ厚は
そこまで潤沢に取られていません。
※収益性の問題だと思います。
賃貸マンションメーカーさんの
手抜きなどではありません。
※スラブ厚＝壁厚だと思って下さい。
よって、遮音性を求めて
賃貸マンションを選んでみても
期待に応える程の遮音効果が
実感できなかったという声が
しばしば聞こえてきます。
また、供給の絶対数が多い
アパートタイプの賃貸物件は、
同タイプの競合との差別化の為に
遮音性や室内デザインに
注力する傾向もあります。
そんなに音に過敏ではないが、
出来れば、お隣の音が聞こえ難い
物件を探している場合
勿論、賃貸マンションでも
アパートよりは遮音性が期待できるので
それも良いと思いますが、
築年数の新しいアパートを
選択肢に入れて頂くのも
きっと満足度の高いお部屋探しが
達成できると思います。
