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高齢化社会と賃貸市場
高齢化社会と賃貸市場
高齢化社会と賃貸市場
皆様、ご存知の通り現代の日本は
少子高齢化が社会問題になっており
2053年には日本の総人口は
1億人を下回り(少子要素)
それ以前の2036年には65歳以上の
人口比率は全体の33.3%に達すると
予想(推計?)が出ています。
※2065年には65歳以上の人口比率が
全体の38.4%に達するそうです。
(内閣府)
また、近年では働き手世代以外の
賃貸需要も増加の傾向にあります。
簡単に言えば、高齢者の方々が
賃貸アパート等への入居を希望される
ケースが増えている。という事です。
働き手世代の方に比べ、どうしても
死亡リスクが高くなるので
現状では、積極的に受入れと
なっていませんが、将来的には
入居受入れも軟化すると思われます。
実際、国土交通省でも現状の改善の為
【単身入居者の受入れガイド】という
マニュアルを作成し、公開しています。
…と、ここまでは、働き手世代の
方々からすれば「だからなに?」
という内容に感じられる事と思いますが
問題は、今までの賃貸市場は
主に働き手世代の方々による
物件の取り合い勝負だったのに
将来的には上記+高齢者の方々も
参戦の可能性が有るという事です。
確実に訪れる超高齢化社会ですが
賃貸市場の今後の展開は、次の
2パターンのどちらかになると思います。
・棲み分けしていく
・共生していく
棲み分けルートは、現在もありますが
サ高住などの充実です。
→サ高住=サービス付き高齢者向け住宅
現在もあるにも関わらず、
一般の賃貸アパートを探している
高齢者の方がいるというのは、
・利用料が高額
・既存物件では立地が選べない
の、どちらかor両方が原因なのかも
しれませんね。
サ高住の利用料は、そう簡単に
安価にならないと思いますが、
今後、物件数が増えれば
希望の立地を選べるように
なると思います。
共生していくルートは
上記の様な高齢者特化の物件は増えず
普通のアパートの顧客層が
働き手~高齢者まで多様化していく
という展開です。
個人的には、コチラのルートで
進む気がします。
というのも、賃貸物件は
入居者さんがいないと意味がないので
より入居者層を広く採れるように
室内をユニバーサルデザイン化した
アパートなどを建築した方が
賃貸経営が安定するからです。
※一方で、特化した方が
コアなファン層が見込めるという
意見もあります。
では、冒頭でも述べたように
仮にアパート入居希望者の層として
高齢者の方々が無視できない程の
割合になってきた場合、
どの様な事が予想されるかというと…
賃料が安価なアパート程
今まで以上に競争が激しく
なるのではないかと思っています。
仕事も定年退職し、高齢になった時
資力に余裕がある方々は
きっと、お家を購入されます。
もしくは実家に入るか…
何らかの事情で住宅購入を
検討していない方々も
沢山いらっしゃいますが、
今までお話を伺った傾向としては
節約家の方が多いように感じます。
つまり、資力としては
そこまで低家賃でなくても
生活は問題ないのですが
不測の事態や、趣味に使う用の
資産も勘案してアパートを選ぶ傾向が
強く感じられます。
もちろん、働き手世代の方々にも
将来設計を考慮した上で、
月額賃料を検討する方々は多くいます。
働き手世代にも、高齢世代にも
強い需要として存在する、
月額負担が少ない=家賃安めの
アパートが今以上に人気が出る。
という構図ですね。
コスパの話をするのであれば、
どう考えても、2.5~3世代位が
生活できる大きなお家を建てて
代々、住み続けていく方が
絶対コスパは良いのですが…
少子高齢化に加えて核家族化も
進んでいる日本では、
あまり現実的な話では無いですね。
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