平穏な生活を送る皆様には
あまり関係ない話かもしれませんが
令和元年になっても
【それってどうなの？】と感じるような
不動産取引をする業者さんが
存在する様でして…
かといって、同業他社を
名指しで批判したりも出来ないので
こんな提案をされたら
注意をして下さい！という事を
書いておこうと思います。
未確認で～だろう提案
賃貸・売買を問わずあり得るのですが
イメージしやすいので賃貸でお話します。
例えば、退去予定物件の
ご紹介をする時は、通常は
【入居可能日】を確認しながら
お部屋のご紹介を行います。
入居可能日＝前入居者の退去日に
修繕にかかるであろう日数を考慮して
次の貸出しが可能になる日
仮に前入居者が7月末で退去する場合は
概ね２週間程の修繕日数を考慮し
次の入居可能日を8月中旬位に
設定して募集活動をする。という事です。
前入居者の退去に伴う修繕は
常に2週間かかる。という事は無く
使用状況が良好であった場合は
退去から2週間経たなくても
次への貸出しが可能になる事も
あり得ます。
ですが、その判断が可能になるのは
前入居者が退去した後です。
退去していない状態で
室内状況は分かりませんし
修繕を行う業者さんを手配できるか？
スグに取り掛かれるか？
様々な要素が絡みます。
最近、入居可能時期より早い契約希望を
大家さんや管理会社に確認しないで
皆様に紹介をする業者がいると
頻繁に耳にします。
大家さんや管理会社と確認し
概ね大丈夫だと確認した上で
紹介をするのは分かります。
ですが、未確認状態で紹介して
万が一、入居時期が間に合わなかったら
どうするつもりなのか？
また、そんな危うい申込を受け取る
大家さんや管理会社を
軽視しているのか？甚だ疑問です。
退去予定を例に書きましたが
その他、契約条件とか
使用規約とか細部にわたって
やりたい放題の業者さんがいるようです。
ペット飼育禁止物件で
ペット飼っても良いですよという
とんでも案内も耳にします。
目の前の不動産屋さんが良いって
言ってくれれば、大抵の人は
信じてしまうと思います。
ですが、例えば入居が間に合わないとか
住み始めてからペット飼育が原因で
契約解除+原状回復請求に合う。など
大変な思いをするのは
お部屋の契約者である皆様です。
三為を説明なしで仕掛けてくる
これは売却依頼が主です。
三為＝第三者の為の契約といって
内容はググって頂けると有難いのですが
簡単に言えば、不動産の転売行為です。
（一応、三為自体は合法です）
三為は運用の場面とケースによっては
若干の利点もあります。
ですが、それらを補って余りある
デメリットが売主・買主共に存在します。
売買契約の問題点を説明すると
長くなるのでいつも簡単な説明なり
例え話で申し訳ありません。
三為＝転売だと捉えて頂ければ
伝わりやすいと思います。
転売＝安く買って、高く売る
本来、もっと高く売れた売主さん
本来、もっと安く買えた買主さん
差額が利益になる三為業者
この行為+有料不動産投資セミナーで
受講料名目のお金を吸い上げる
ホント悪質な業者も存在します。
勿論、三為行為を行う
善良な業者さんもいると思います。
（いるか？）
どっちにしろ、売主への説明時も
買主への紹介時も
三為行為である事を説明して
納得して頂いた上で取引するのであれば
何ら問題ないと思いますが…
特に、投資物件で
家賃保証・瑕疵担保・初回修繕負担など
買主に安心と安定を提供するって
謳っている業者の半数位は
何だかんだ言って逃げます。
身近な投資家さんで、正に上記の
手口に嵌った方がいらっしゃいます。
その売買契約と私は無関係ですので
申し訳ないですが
成行きを見守るしかできません。
皆様は、御自分が不利益を被らない様に
お気を付け頂けますと幸いです。
