皆様は、仕事上・人間関係などで
全く持って自分に非が無いのに
非難を浴びた経験ってありますか？
…誰しも一度や二度くらいは
そんなアンラッキーを経験した事
ありますよね？
そんな、嬉しくないレア体験…
不動産業界では日常茶飯事です。
賃貸でも、売買でも、不動産業者が
取扱う商品とは、基本、一点もので…
タッチの差で意中の商品を
GET出来なかったお客様からの批判は
目の前の営業マンに向けられがちです。
そういう仕事だと理解していますので
それは良いのですが、
上述しました商品特性から
強引に契約を迫る営業マンも
いるという話も聞きます。
でも、買い逃してしまったお客様の
失望・不満などが営業マンに
向けられる事を考慮すると、
時と場合によっては強く勧める必要も
あるような気もしてきます…
前置き長くなりましたが…
ニュータウンは黄昏れて 著：垣谷美雨
バブル期に分譲マンションを購入し、
ローン返済・定期的な大規模修繕
建替え問題・資産価値の話など
様々な【こんなハズでは無かった】と
向き合う親子を描いた（？）小説で、
これから住宅購入を検討している方に
オススメの一冊です。
不動産関連のお話し盛沢山ですが
物語が母親視点・娘視点で展開し
娘視点では恋愛要素（？）もあるので
堅苦しい話は苦手！
普段、あまり読書をしない
といった方々であっても
詠み易いであろうという点も
非常に好ポイントです。
大規模修繕や建て替え問題は
分譲マンション特有の話にも見えます。
しかし、戸建てを購入される方にも
10～15年目安の外壁塗装は有りますし
資産価値の話などは、購入時に知っていると
・御自身の老後の選択肢を増やす
・お子様へ残す資産として有用性が有るか？
と言った考え方に気付けます。
また、マンション（団地）住民から
いつかタダでも売れなくなる！
という、危機・焦燥感を煽る言葉が
発せられます。
このまま景気が回復しなかったら
そんな未来もあるかもね～
そんな感想を抱く方や、
まさか！？と、お考えの方も
いらっしゃると思います。
ですが、（色々な条件が噛合う必要は有りますが）
令和元年の現在で既にそんな状況です。
新潮社から小説版が出てますので
僅か800～円位の出費で
何千万ものお買物をする為の
予備知識・心構えを身に着けられるのは
安い買い物ではないでしょうか？
生まれ変われるとしたら
謙虚に生きると確約しますので
黛君になりたいです。
