私が管理させて頂いている
居住用アパート・貸家等では
大変有難い事に家賃滞納０になりました。
保証会社という制度が普及して以降、
昔（連帯保証人での契約）に比べて
滞納者への督促業務は楽になったとはいえ
家賃滞納が発生すると面倒事が増える為
賃貸管理業をしている身としては
滞納が無いという事は（無いのが普通ですが）
非常に有難い事といえます。
もしも、この記事の閲覧者の中に
実はアパート家賃を滞納してるんだよね…
という方がいらっしゃいましたら
勇気を出して、アパート契約時に
加入した保証会社orアパート管理会社と
今後に関しての話し合いをした方が
良いと思われます。返済日数や
分割等の譲歩を頂けるかもしれません。
昔、お世話になった不動産会社でも
私が中途入社する２年程前から
累計200万円ほど家賃を滞納していた
重滞納状態の入居者さんがいましたが
返済計画のお話合いをさせて頂いて
日数の猶予を与える事を約束した途端に
自己破産して逃げた方がいました。
完全に失敗したとか反省しながら
連帯保証人さんに支払って頂きました。
家賃滞納を続けるとどうなるか？
賃貸契約を締結する際に
家賃等を２ヶ月以上滞納した場合は
退去して頂く事が有ります。
という様な説明を受けると思います。
実際のところ、２ヶ月滞納で
即強制退去とは（判例的に）いかないので
滞納賃料分の支払いを求める
少額訴訟の準備をするor保証会社が
入っている場合、滞納支払・立退きの
両建てで訴訟を起こす準備が始まります。
追い出されないならマダいける！
とか言っている場合ではありません。
多くの賃貸契約書では滞納発生の際は
年利14.6％の遅延損害金を請求すると
明記されています。（無ければ年利5or6％）
住めるからといって家賃滞納を放置すると
思いもよらない額になる事も有ります。
貸主側の準備が終わり
いざ訴訟となりますと裁判所への呼出し
とか、なんやかんや始まるのですが
抑々、呼出しに応じるような方は
訴訟まで発展しませんので
ここまで事が進んだ後は差押えなり
連帯保証人さんへ多大な迷惑が行ったり
御本人・関係者へのダメージが
目に見える形で発生します。
血も涙もないとか言われますが…
アパート等の居住用で滞納→訴訟まで
事が進みますと、滞納者さんから
【鬼】とか【情けは無いのか？】とか
誹謗中傷を頂く事が有ります。
控えめに言って、家賃支払いを条件に
お部屋を貸すという約束を
一方的に反故にした上に、自ら話合いでの
解決を拒否した滞納者さんの方が
社会通念上、どうかと思います。
ここまでは、
滞納を放置しても良い事ないよ！
というお話の大前提部分です。
仮に契約時に加入した保証会社が
信販系であった場合やCIC・JICC加盟の
会社であった場合には、
住宅ローンを組めない期間が発生する
恐れや、スマホを分割購入できなくなる
ケースも出てきます。
持家の取得や、身近な生活で言えば
スマホの新機種が出た際に
買換えなどが制限される恐れもあります。
万が一、家賃の支払いが困難になった際は
早めに利害関係者（保証会社・管理会社）や
親族に相談し、現状打破に動かれた方が
良いかと存じます。
