相続等で実家を相続した場合や
子供が独立し、マンションに住替えたりで
自分で使用しない中古住宅を取得した際は
売却すべきか?貸家として運用すべきか
どうすれば最も得をするのか?を
考えられる方、多いと思います。
結果、売却を目指す方が多いのかな?とは思いますが…
貸家で運用するのと売却を目指すののどちらが良いか?
については別途ブログで書こうと思います
中古住宅を売却する時、多くの方が
不動産屋への売却査定を依頼されます。
複数社に売却査定額を聞くと
査定額に開き(金額差)が出ますね。
その、各社の査定額からドコに
売却依頼をすれば良いのか?を
判断する方法について記載します。
例えば、実家を相続したけど
自分は既に家を購入済みで
実家に住むことは無さそうだ…
いわゆる、空き家の所有者になる事は
現在では珍しい事ではありません。
空き家の売却=不要物の処分
という考え方で言えばメ〇カリなどの
フリマアプリへの出品や
新車購入時の中古車下取り査定なども
中古住宅の売却査定も(広義では)
同じ行為であると言えそうです。
一般に不動産に次ぐ高額商品は
車だと思います。ですので、その両者の
売却査定は本来、相似するべきですが
実際は目指している所の違いから
少し異なった目線で査定を行います。
後述しますが、査定はともかく
売却市場はメ〇カリと大差ないので
空き家の売却活動を委任する不動産屋を
しっかり選定する事が重要になります。
中古車の買取査定は、字の通り
販売業者さんが買取を行う事が前提です。
つまり、業者さんの買取提示額に
満足が行けば商談成立となります。
もちろん、売却希望者が独自の販路や
メンテナンス技術を持っていれば
買取査定以上の金額で第三者に売る事も
可能ではあると思いますが…
・売却希望車種の稀少性
・現状の客観的な維持状態
・修繕費や販促費
・保管場所や売却までのメンテ
等々を適切に判断できるか?を
考慮すれば業者買取を依頼した方が
手間や時間等が削減できます。
私が言うまでもなく世の中の
多くの人はその様にしていますね。
対して、不動産の売却査定では
基本的に売買仲介をする前提で金額を
算出します。つまり、仮に高額査定を
提示してきた業者がいたとしても
その金額で買うとも、その金額で
誰かに売れるとも言っていません。
中古車査定では
買取→再販した際の価格差が
販売会社さんの利益になりますので
売りやすい車種をなるべく安価に
仕入する事を目指します。
言い換えれば、利益率の高い商品を
少数販売するor薄利多売をする の
どちらの戦略を取るか?によって
買取提示額に差が出るという事です。
一方、仕入れを行わない前提で言えば
不動産業界は商品の品数を増やす事が
売上を伸ばす事に繋がります。
また、売却金額の見直し(値下げ)を
売主さんに進言したとしても
不動産業者の懐は痛みません。
フリマアプリでイメージ頂くと
空き家の所有者→出品者
購入希望者→落札者
不動産屋→メ〇カリ(手数料徴収)
こんな感じになります。
・とにかく媒介依頼が欲しい
・媒介取れたらとにかく売れて欲しい
これを達成する為に…
売却査定時に高額査定をして
値引き相談をバンバン売主に報告し
早期売却を目指す業者も存在します。
売値の値下げ等に関しては適正と思える範囲の
価格査定をしていても発生する事はあり得ます。
やっと本題ですが、空き家・中古住宅の
売却査定で、今後の売却活動を
依頼すべき不動産屋を見分ける方法は
査定額の根拠を確認する事です。
例えばですが、りんごが1個100円で
売れるとした時に
100円の査定をする人と
150円の査定をする人がいたとしたら
皆様ならどちらに販売を依頼しますか?
仮にりんご1個150円査定をした人が
100円で売っているりんごは
甘味が少ない品種で、貴方が持っている
りんごは高級品種ですよ?と
根拠を示して説明してくれれば
それなら150円の人に販売を依頼しよう
ともなり得ますよね?
金額の大小よりも正しく
価値を提示できる人に依頼した方が
良い結果を出せる可能性が
高くなります。
上の方で、不動産売買市場は
フリマアプリと大差ないと書きましたが
売主・買主共に個人であり
基本的に1点ものを販売しようと
しているという類似点を持ちます。
売主はより高く売りたいし
買主はより安く買いたいという
双方の願望が存在するのです。
フリマアプリとの違いとして
基本的に売主は、媒介契約をした
不動産屋に販売活動を依頼する
→プロに販売を任せている
これが大きな違いになります。
売主への売却査定維持に
査定を根拠を持って話せる業者が
売却活動を担った方が
売れれば良かろうの様な
値引きに一線を引いてくれますので
売却査定時に根拠を説明できる
不動産業者の方がより信用度がある。
という事になります。