ちょっと前にTVを見ていたら
写真加工アプリの話がやってました。
昭和生まれの私としては
写真を加工するという発想が
そもそもないので、アパートを
仲介させて頂いた20代カップルに
実際に写真を加工するの？という
質問をしてみた事があります。
結果、普通にするようです。
男性からは【やり過ぎて詐欺状態】
になっている子もいる。という話と
女性からは、友達と撮った写真で
【片方だけ修正して】ネットに
投稿する事で喧嘩になる。という
貴重？なお話を教えて頂きました。
つまり、ここ20年程の
月日の流れによる技術進歩や
便利なサービスの発展等を迎えても
やってることはプリクラが
世に出始めたころから比べて
何も変わっていないという事ですね。
現在30代半ばの方々なら一度はス〇ビで
騙された経験ありますよね？
不動産業界では写真加工するか？
不動産業界ではネット掲載用の
物件写真を撮るのが大切な仕事と
なっておりますが、明るさの調節や
色彩の調節をする事はありますが
加工（実物から変える）する事は
ありません。
不動産広告的にも加工はNGですし
実物と著しく異なる写真を掲載しても
成約に結び付かないからです。
明るさ・色彩の調節をするのは
人間の目に比べてカメラのレンズは
融通が効かないので、撮影した
明るさ・色彩を肉眼で見た際の
実物に近くなるように都度操作する
必要があるのです。
例えば、アパート室内写真では
照明が蛍光色か？昼白色か？でも
色味を調整しないと写真に写る
色味が変わってきてしまいます。
例えば、こんな調節を行います
あくまで一例ですが色味の調節なら
こちらのアパートは壁の青味に
色彩が引っ張られてしまい
天井・壁の白い壁紙に赤味が
追加されてしまいました。
そこで、色彩調節を行いながら
再度、写真を撮ると…
こんな感じの写真が撮れます。
実際のアパート室内を肉眼で見た
状態に近いのは後者の写真です。
より実物に近い写真を掲載する事で
皆様がどんな物件が良いかな～
と、物件情報を閲覧される時に
より正確な判断をして頂く事が
可能になります。
お部屋を探される皆様に
クオリティの高い情報を提供して
判断をして頂く事で、結果として
アパートの大家さん方にも
入居希望者を紹介できる。
この一連の作業の入口として
ネット広告用の写真を撮るという
お仕事が存在します。
なので、個人的には写真が適当な
不動産屋さんは仕事も適当な
イメージを持ってしまいます。
勿論、仕事は超キッチリだけど写真が苦手
という不動産屋さんもいますが、大抵は
老舗業者さん（御高齢）ですね。
余談ですが、私が昔お世話になった
不動産会社の独身男性上司で
実物以上に良く見えるような
アパート写真が撮れた時に
パネマジorパケ詐欺が出来るぞ！
と、喜ぶ方が居ました。
最近、連絡を取っていませんが
多分、まだ独身だと思います…
