アパート等を契約すると
大概、2年契約・更新可能という
契約条件になると思いますが
物件によって更新時にお金を払って！
といった条件が付く事がありますね。
この更新の時に支払うお金は
更新料or更新事務手数料と言います。
更新料と更新事務手数料では
何が違うかというと…
（基本的には）更新料は貸主に
更新事務手数料は管理会社
（不動産屋）に支払う。という風に
お金の受領先で呼び名が異なります。
栃木県内では（多分）更新料が
高くて家賃1ヶ月分程で
事務手数料だと１～３万位が
多いのかな？と感じます。
勿論、更新料・手数料共に無料な
アパートも多くあります。
今回はココからが本題で…
更新料が有る家賃ちょい安の
アパートと、更新料の無い
家賃ちょい高のアパートでは
どちらの方がお得か？
というお話です。
仮に家賃６万円だとした場合
先ほどのお話しを考えるにあたり
仮に家賃６万円のアパートで
更新料が１ヶ月分かかる
物件が有ったとします。
で、入居から５年後に退去すると
仮定して考えると…
支払家賃総額＝360万円
支払更新料 ＝12万円
こんな感じですね。
5年の総支払を改めて書くと
意外と良い金額になりますね…
とにかく、計372万円を今度は
１ヶ月辺りの負担に割り戻します。
そうすると6.2万円/月となります。
つまり、もしも家賃6.2万円で
更新料の無いアパートが有れば
先ほどの入居年数の範囲であれば
支払の総額は変わらないという
結果になります。
前提条件の５年入居を変える
→運悪く更新料を支払って退去
みたいなケースで計算すると…
・１月辺り6.25万円の負担
という計算結果になります。
色々計算すれば分かりますが
１月辺りの負担額は
6万円～6.25万円の間で推移し
（１回も更新しない事を含む）
更新を一回挟む事を加味しても
6.12万円～6.25万円の範囲です。
何が言いたいかと言うと…
更新料が無いからお得です！
って、私自身も言うんですが…
その算出根拠が２年毎の更新料を
24ヶ月で割り戻すような計算だと
皆様は更新日に更新料を払って
退去をする前提での費用負担を
月割りで見せられているという
なんともガッカリな数字で
説得されているという事になります。
まぁ、かといって更新日の前日に
何が何でも引越しをするぞ！って
スタンスでアパート借りるのも
非常に気疲れすると思うので
不動産屋に説明される数値の
6～8割位の数字で認識すれば
良いと思いますけど…
私は、家主さんから依頼された
アパートに関しては、
更新料・事務手共に取ってないし
家賃査定でも一切考慮せずに
相場賃料・競合物件調査から
募集賃料査定するタイプなので
更新料が有ろうが無かろうが
気にしませんけど…
更新料は悪なのか？
更新料や更新書類手続きが有る方が
借主さんの現状を把握できるので
（転職とか）貸主さんの安心感には
繋がると思います。
また、定期的に行う更新手続きに
キチンと対応できるという事は
諸般に渡って、約束を守れる
入居者さんだと捉えられるので
そういった方々が入居している
アパートの住環境は、比較的良好な
傾向が強いとも思っています。
入居される皆様にとっても
既存入居者さん達がそういった
約束が守れて、常識があるという
期待が（少し）出来るという事は
アパートで快適な時間を過ごす事とも
密接に関係してきますので
良い事だと思います。
別に更新料なしのアパート入居者は
世紀末覇者ばっかりとかでは無いですよ？
私が更新料や事務手を設定しないのは
契約書で1手間入れたりしないと
更新料貰えなくても普通に
更新出来てしまうし、そもそも
面倒臭い更新料求めて訴訟するのも
なんかなぁ？と思っているからです。
なので、更新料嫌教の方々は
更新料ナシの物件に住むか
逆算して更新料込みで得な
アパートを探すかすれば良いだけで
更新料と言う概念自体に
牙を剥く必要は無いのでは？
と、思っています。
