古来より数多の投資商品で語り継がれる
鉄板の断り文句ですね。
証券マンが証券を押込もうとする際に
不動産屋（収益系）は1Rマンションを
顧客に押込もうとする際に唱えられます。
一応、補足しておきますが
証券マンは勤務先のコンプラや所属協会の
規則で証券取引が一部禁止されていたり
金融マンもFX取引が禁止だったりします。
不動産屋は不動産取引に制限がありません。
顧客が先ほどの呪文を唱えた際の
不動産営業の模範解答は
「私なんかじゃ与信がなくて
不動産投資できませんよ」
もしくは…
「○○様の様な社会的地位を持たないと
不動産投資の世界に入れません。
私は、○○様方の手足となって
一生懸命にその地位を目指している
途中でございます。」
あたりの返しが宜しいかと思われます。
自分を下げつつ相手を持ち上げる様は
まさにJapanese営業マンの
トラディショナルな姿だと思います。
※なんか外国の営業マンって自信満々な
イメージありますよね？
9/20付の幻○舎G○LD○NLINEに
不動産屋は儲かるって言う割に
自分達は不動産を買わない。といった
記事があるのを見つけました。
ココで言う、【儲かる】不動産とは
アパート経営（賃貸経営）の事を
指している様です。
記事によると、これから不動産市場に
冬の時代が訪れるので不動産投資が
厳しい状況になる+アパート経営は
手間とコストが掛かるから殆どの
不動産屋はアパートなんか買わない。
といった内容でした…
冬の到来の根拠は、オリンピック後の
不動産価格減少と生産緑地2022年問題。
オリンピック後も何も、やるかどうか？
生産緑地→（都市部の）市街化区域内の
農業継続可能な農地を最低30年は農業を
継続する代わりに固定資産税・相続税等の
税務上のメリットを与える制度です。
1972年に制定された法律ですが、その後
都市化が進み土地不足、地価上昇が止まらず
更に1992年に【生産緑地】と
【宅地化農地】を定めました。
簡潔に言うと、2022年に全国で大量の
宅地が出てくる可能性と、それに伴い
近辺の土価が下落する懸念があります。
投資用に不動産を購入・保有していても
資産価値が下落する要素が近々起こるから
不動産投資に参入するなら慎重に！
という事を伝えたかったんだと思います。
不動産屋は不動産を買わないのか？
先ずハッキリさせたい事ですが
不動産屋は不動産を買います。
それも頻繁に。真岡市内の老舗系
不動産屋なんか、ほぼ皆さん
不動産を所有しています。
※老舗系で完全仲介の所もあります。
次に、アパート経営は儲かるか？
コレは…そんなに儲かりません。
アパートって結構出費が多い物なんです。
設備が壊れたり、外壁塗り直したり
固都税が飛んできたり、退去の度に
ちょこちょこ修繕してみたり…
じゃあ何で不動産屋はアパートを
保有しているのか？マゾなのか？と
疑問が生じると思いますが
そんなに儲からないだけであって
薄くても収益はでるのも事実なので
会社の収益構造の分散化を目指したり
地主さんとのお付合いで買ったり
様々な理由で不動産屋は不動産を買います。
ちなみに地主さんの場合は
土地を遊ばせても税金ばっかりかかる！
とか、相続税対策！とかの理由で
アパートを新築してたりします。
という事で、不動産投資をこれから
始めようと画策している皆様は
不動産屋も（薄く）儲かると言うなら
安心して不動産を購入すれば良い！
…とはならないんです。
投資はあくまで自己責任です。
オンラインニュースの内容は？でしたが
結論は同じです。不動産投資が
ダメな投資だとは思いませんが
よく勉強されて慎重にご参加下さい。
