不動産市況は本当に不思議なのですが
同じ様な時期に、同じ様なお客様が
同じ様なアパートを探して動きます。
例えば先月末であれば単身×築浅系。
自分で不思議と言っておいてアレですが
先月末であれば法人の異動時期だったので
必然、同じ様な需要が被る事になります。
ですが、特に転勤でもない方々も
「そろそろ一人暮らしするかな？」
といった感じで先ほどの単身×築浅系の
アパートを探しに来る物なのです。
（この現象は不思議ですね）
同様に従来であれば7月後半～8月に
ファミリー向けアパートの需要が増えますが
これも、小学生のお子様を持つ世帯が
夏休みに合わせて引越しをする層と
カップルで同棲を始める層が似た様な
アパートを探すという行動が被る為です。
お部屋を探される皆様の願いは…
良い条件の部屋を良い条件の価格で！
コレに尽きると思われます。
当り前ですね。別に非難もしてません。
ですが、結構な割合でエリア相場を
逸脱する希望条件を頂く事があります。
…気持ちは解ります。解りますが…
家賃査定は相場から判断している
私達、不動産管理業者は家主から預かった
アパートの募集賃料を査定する際には
エリアの相場賃料の調査から始めます。
つまり、同程度のアパートであれば
似たり寄ったりの家賃になるという事です。
同程度→築年数・間取り・立地・設備などが
似た条件のアパートと言う意味です。
既にこの時点で相場より著しく安く
グレードの良いアパートが市場に出る
可能性が殆ど無くなります。
そうは言っても、極稀に相場から
逸脱した賃料のアパートが存在します。
一つは、賃料査定時に市場調査を
行わない系の管理会社さんです。
※殆どいません。
二つ目の存在理由はワケありです。
メジャーな【ワケ】で言えば、いわゆる
事故物件でしょう。その他にも
室内汚いけど現状貸しするアパートとか
様々な大人の事情【ワケ】があります。
逆に言えば殆どのアパートが…
お宝物件を探そうと頑張ってみても
そんなアパートは殆ど無いという事が
ご理解頂けたかと思いますが、
逆に言えば、大体のアパートが
賃料相当位の室内（キレイさ）や
設備を備えているという事でもあります。
予算を決めてネットでアパート情報を
物色した時に【コレジャナイ】感を
感じるようであればエリアを広げるか
希望賃料を上げれば良いと思います。
間取りを小さくして見るのも良いですね。
また、お買物を値段で決めてしまうと
後々、失敗したと思う事が多くあります。
賃貸物件を借りるという事は
その、借りたアパートでの新生活が
待っているという事でもありますので
「こんな生活がしたい」という未来像から
予算を決めずにアパート情報を調べれば
したい生活を叶える為に必要な出費が
見えてくると思われます。
多少冷たい物言いになりますが…
世間は自分の為に右往左往しません。
自分の叶えたい事や欲しい物などは
やはり御自身の努力や勤労などで
叶えるしかないのでしょうね。
