先月半ばのニュースですが会社が管理している
アパートオーナーに対し、割高リフォームとか
何ならやってもいない修繕等々書類と領収書を
偽造してお金をぶっこ抜きまくったあげく
アパート自体も割安（？）で取り上げていた
積〇ハ〇ス不動産中部の所長が懲戒解雇された
という報道がありましたね。
アパートオーナーが被った損害は会社が清算を
したようですが、架空リフォームが知れ渡る
前に報道されていた、相場に比べ割安な
アパート売買契約を結ばされた方は
多分、白紙撤回にはなっていないと思います。
件の元所長は40代だという事ですが
人間、仕事が出来過ぎると欲が出るんですね…
一応、補足しておきますが空リフォームは
さておき、修繕の金額だけ見て「割高」とか
「割安」とは判断できないのと同様に
相場と比較し「割安」な値段でアパートを
売らされた！というお話だけで、オーナーが
被害者と決めるのは尚早です。
どの様な物件であったか？とかその様な
契約内容であったか？を勘案しないと本当に
値段が安過ぎて売主が不利かどうかが
分からないからです。
※この件の取引はやられてると思いますが…
この件と直接の関係はないですが
２年前にお会いした大〇リ〇ングで物件を
管理して貰っているアパートオーナーさんが
「向こうはこっちの財布の中を熟知してる
一つ一つ検証しないといい様にお金を
せびられるだけだ」
と、サバイバルでもしているのか？といった
警戒心を持っていらっしゃいましたが
この様なニュースを実際に目にしますと
大〇のアパートオーナーさんの認識で
正しい気がしてきてしまいますね…
賃貸アパート運営も楽ではない！
夢の不労所得！って見えるようでして
特に近年では、会社勤めの方々でも不動産へ
投資をしたがる所謂「サラリーマン大家」が
増えてきました。中には既にサラリーマンを
引退して専業大家になっている人もいます。
専業大家ができるまで仕上がっている方は
良いのですが、これから不動産投資を目指す
サラリーマンの方々には、ぜひとも覚えて
おいて欲しい事があります。それは
アパートを維持するだけでも結構なお金が
必要になる！という事です。
分かりやすいところで言えば、外壁塗装。
アパートの大きさにもよってきますが
１回で〇百万とか飛んでいきます。
次に内装リフォーム。2DK位の広さ１室で
全体的に実施すると〇百万かかります。
※入居者さん、丁寧に使用して下さい。
貯金で買えるアパートなので、築年数も
いい感じに経過している訳です。
つまり古いアパートだという事ですね。
入居者さんから頂けるお家賃も高額ではなく
万が一の時には〇百万って怖くないですか？
管理を不動産屋に任せないと仕事中に
お部屋の不備の連絡が入るかもしれませんし
不動産屋に賃貸管理を任せると管理費を
請求されますし、意外に入ってくるお金には
手を付けずに貯めておく事も難しいですし。
そんなに「不労」所得では無いと思います。
冒頭の報道の様な事も、あれレベルは
滅多なことでは遭遇しませんが…
〇〇％以上の物件紹介して
不動産を購入したお金が何年で取り返せるか？
この指数を「利回り」と呼びます。
リーマン投資家さんの多くが〇〇％以上で
回る不動産を紹介して！って電話してきますが
まず、好条件の不動産が仮にあったとしても
市場には出回りません。
次に、市場に好条件物件が出回っていたと
すれば、それは何かしらのクセがある可能性が
大きいと思います。御気持レントロールとか。
そのクセを調理できるのであれば
その様なアパートを購入するのもアリだと
思いますが、数多の不動産屋がスルーして
市場に彷徨っているという事をお忘れなく…
