毎年１～３月は賃貸市場の繁忙期ですので
例年、帰りが遅くなるレベルで問合せ対応や
契約書作成に追われますが今年に限っては
業務量的には余裕があります。
といって、売上に困るほどかと言うと
緊急事態宣言中とかはお客様数も激減ですが
それ以外の時期に関していえば意外に平気。
アパートを探している確たる理由がある方が
メインになりますので、営業効率的にはむしろ
プラスと言っても良いかもしれません。
総数からの期待値で言えば、やはり例年の方が
有難いとも言えますが、その分、ほかの事で
時間を使えるのが（私は）有難いですね。
※リフォームの提案とかしてました
さて、今や不動産の情報を得ようとするならば
当り前の様にインターネットで情報を収集する
時代だと思います。皆様におかれましても
特段の異論は無いと思います。
ですが、ネット上の不動産情報で良い条件の
物件が見つけられなかった時、稀に不動産屋に
直接聞けば良い情報があるかもしれないと
お考えになるトレジャーハンターの様な方が
いらっしゃいますが、賃貸では殆ど無いですし
売買でも余程運が良くないと無いと思います。
考えてみれば当たり前の事なのですが
賃貸物件（アパート等）は借手が見つかって
初めて成立する事業ですので、情報を秘匿する
旨味が貸手にまるで無いからであり、売買も
基本的には不動産資産を処分、換金したいから
市場に商品を投下する為に、やはり情報を
公開しないメリットが薄いという理由です。
それでも情報が公開されない理由
そうは言っても売買では偶に非公開物件という
ジャンルが存在します。これらは、売主が
近隣周辺に不動産を処分しようとしている事を
悟られたくないからクローズした情報として
取り扱われるという事です。地主さん案件。
その他、良い案件でオークションしている時に
一般には情報を閉鎖して不動産の売却を
執り行う事が有ると言えばあります。
大概、まとまった面積の土地を開発業者に
売却する様な時ですね。売価を査定する時と
高値の札が出せる業者に値段を付けさせる時の
２種類がありますが、私は後者で仲介します。
不動産の価格（相場）は決まっていますが
一点物であるが故に競りの様に扱う事も出来て
値段を決めてからでないと売れないという
既成概念に囚われていると商機を逃す事も
あると思います。競り状態はレアですが…
賃貸と売買で大きく違う要素
不動産取引は賃貸も売買も基本的には一緒で
たった１回の取引が決まれば良い！という
要素があります。アパートであれば空室が
埋まれば良くて、売買も一回売れればＯＫ。
なんですが、そこにプラスして以下の様な
概念が発生します。アパートは継続販売する
商品であり、売買は一点物。という事です。
売却希望不動産があった際に、それが
エリアでの優位性が高い物件であったり
もしくはその時において希少性が高かったり
する様な商品である時に競りが開かれます。
※そんな良い物件、中々無いですが…
これまでに記載した事項でも賃貸物件情報が
隠されている可能性の低さに気付いて頂けると
思いますが、更に賃貸の情報は囲い込みが
少ないのに対し、売買情報は平然と囲い込みが
発生するという困った事実も加算されます。
囲い込み＝物件情報を他社と共有しない事。
※賃貸だと積〇のアパートは囲んでますね…
賃貸アパート等の情報を不動産屋に直接
聞きに言ったら良い物件に巡り合えたとかが
中々発生しないのは上記の様な理由があり
良いアパート情報であればネット公開して
いち早く入居希望者を見つけた方が得だと
私達、不動産屋も認識している為なのです。
売買は売手と買手の両方を自分で見つければ
両手仲介が出来る為に、不動産屋の心情として
情報の秘匿をする利点がでるので
極々まれに売主の意向以外での非公開物件が
存在するというお話でした。
※私は片手頂ければＯＫ派です。
タイトルの回収を忘れていました。
賃貸アパートの情報はインターネットでＯＫ。
売買不動産の情報は、地場業者を回ると
極々稀に良い情報が落ちていますよ！でした。
