不動産賃貸仲介業って、見方によってですが
お部屋を探されている皆様の人生の節目や
転機に立ち会って、そのお手伝いをさせて
頂いている様なお仕事でもありまして
アパートを探されている動機をお伺いした際に
思いもよらないお話が伺えたりします。
一応、不動産業従事者は職務を通じて知った
情報を第三者に広めてはならないという
職業倫理がございますので、毎度ブログで
記載しています過去のお話は、時期や
登場人物、内容に少しづつアレンジを加え
ご紹介をさせて頂いておりますので
ご安心（？）頂けますと幸いです。
人生の転機でアパートを探すといえば…
そう！離婚ですね（結婚もだけど）
前にも述べましたが、離婚に伴ってお部屋を
探すのが圧倒的に女性が多いので、必然
不動産屋で聞くお話は、女性から見た
離婚の原因という構図になりますが…
皆様、波乱万丈な人生を歩まれています…
結婚に伴う新居探しのハズが…
宇都宮の不動産会社勤務時のお話です。
ある日、20半ば～30台前半位のカップルが
これから結婚をするから新居を探したい！
という感じで来店されました。
御主人も奥様になる方も美男美女でした。
特に御主人（仮）は、平日はお仕事が
忙しい様でして、最初に要望をお伺いした時と
お申込み前のアパート内見に見えた時以外は
候補アパートの見学などを奥様（仮）に
一任されていました。
奥様（仮）は奥様（仮）で、日中はパートで
お仕事をされているとの事で、候補物件の
ご案内は（何故か）平日夕方の時間指定で
薄暗い中、仕事とはいえ他人の奥様（仮）を
車で連れ回す事に引け目を感じたものです。
２回目の御案内で新居候補が見つかりまして
御主人のお仕事終わりにお時間を割いて頂き
申込手続き→入居審査は無事に進みました。
後は契約書に署名・捺印を貰うだけ！
こんなタイミングで何故か御主人に連絡が
付かなくなってしまいました…
契約始期も差し迫る中、何回目かの電話で
やっとお電話口に出て頂いたご主人から
「今日、お店（不動産屋）に寄ります」
というお話を頂けたので、ホッとしつつも
音信不通だった期間なんやねん？という
当然の疑問は御主人がお店に見えたら
それとなく伺うか…まぁ、仕事が忙しかった
ってオチだろうなぁ～とか適当な事を
考えつつ夕方の御主人の来店を待ちました。
約束通りの時間にお店に顔を見せた御主人は
こちらが案内した席に着くなり
「キャンセルさせて下さい」
と、頭を深々と下げてきました…
え！？マジで言ってるの？新居はどうするの？
御主人の言葉を聞いた瞬間は、マジで何の
冗談を聞かされているの？っていう程には
脳みそ混乱しましたが…次の発言が
「お恥ずかしいのですが離婚します」
だったので「ガチの奴だ」と理解できました。
御主人（元）を前にして言えませんでしたが
奥様（元）、距離感が近かったですから…
多分ですが遊び足りなかったんでしょうね。
※誓って言いますが私は無実です
愛の深さ？なのか？
独立してからお会いした離婚案件のお客様で
御主人（暫定）に探偵を付けられたという
籠の鳥の様な方にお会いした事が有ります。
何でも、外面は良いが家庭内だと奥様に対し
暴言（容姿や行動に）を吐くそうでして…
私の観測上、独占欲というか束縛というか
奥様に対する執着が強い御主人であると
上記の様な、外では褒めるが家庭内では
Ｄｉｓってくる方になる様な気がします。
ついでに、トロフィーワイフ的な考えで
結婚している男性にも多い気がします。
この様なパターンでは御主人は奥様に対する
仕打ちに対して罪悪感を感じていない。
むしろ正当な行動だと思い込んでいる様で
奥様が防御・逃避行動をとろうものなら
それを異常だと非難する傾向にありますね。
この件を掘り下げて書くと身に危険が
迫りそうな気がするのでこの辺で…
最後に余談ですが過去、私が在籍していた
不動産会社の同期に申込は取れるが、
契約前にお客様の身内に不幸が起こるという
疫病神の様な方が居ました。
一時、上司に死神って呼ばれてました。
