１年位前にガス屋さんから聞いた話なのですが
宇都宮市や小山市に収益不動産をいっぱい
持っていたオーナーさんが、所有アパート等を
次々に売却していて、不動産売却で得た
お金を使って、農地を買い進めている。
というお話を耳にしました。
当時「今から農業やっても旨味ないのでは？」
なんて思ったものですが…つい先日、弊社に
農業法人を経営しているという方から
売農地ないか？といったお電話が入りました。
軽く調べた範囲で言うと…
・ＩＴ技術によって農業が効率的になった
・ネット通販等で消費者に直売しやすい
・農地の取得単価が安い
この辺の要素が絡むと、農業で大きく儲けを
出せるようですね。昔、お世話になった
下野の米農家さん（大家さん）も直売した方が
儲けは上がる。って言っていましたし…
私は職務上、農協さんともお付合いが有るので
出来れば農家さんと農協さんには末永く
仲良くして頂きたいものですが…
既存農家さん（農業従事者）ではない人が
農地を購入する事は（基本的に）出来ないので
調整区域の田畑は、市街化区域の土地よりも
安価で取引されますが、お付合いの有る
農業従事者の大家さん達は決まって
「あんまり小さな土地だと、買増ししても
かえって手間がかかる」
「続き地ならまだしも飛び地はいらない」
って仰っていますので、安いからと言って
売れるという物でもないんですよね…
まぁ根本的に、農地売りたい！って人を
今現在はグリップしていませんので
先述の農業法人さんに案件の紹介は
出来ませんでしたが…
葉物野菜をＬＥＤ水耕栽培で育てている
会社さんが経済ニュースで紹介された事も
ありましたので、農業界隈は本当に
技術革新が進んでいるのでしょうね！
その割に、後継者が居ないとかの理由で
農業を辞めたいという既存農家さんも
いっぱいいらっしゃる様ですが…
一番儲かるのって、高齢農家さんに
技術と人材をコンサルする事ではなかろうか？
余談ですが、今って空中散布のお知らせが
無くなっていませんか？私が小学生の頃は
農薬をヘリでバラ撒くから外で遊ぶな！
的なお知らせがあったのですが…
現代はドローンとかでスポットで撒くの？
住宅の建築が許可される農地は
先程迄のお話で「調整の農地は安い」といった
趣旨のお話をしましたが、住宅の建築が
許可される農地であれば、それなりの価格で
売買をする事が可能です。…”それなり”
ポイントは１つで農業委員会が該当地を
農地以外にする事を認めてくれるか？です。
この「農地を農地以外」にする事を転用と呼び
農地の転用なので【農転】と言います。
農転したら誰でも住宅が建てられる！という
お話では無いのでソコはご了承ください…
なんでか市街化区域で新規住宅を建築すれば
良いだけの話なのに、調整区域にせっせと
邸宅を構える人が後を絶ちませんが…
その様な人に限って、それなりの売値に対し
「調整区域なのに高い！他所はもっと安い」
とかお気持ちを表明される傾向が強い…
安い所には安い理由があるのです…
ＬＥＤ有機栽培の工場の屋根に太陽光パネルを…
これからの時代は調整区域にＬＥＤ有機栽培の
工場を造って、屋根に太陽光パネルを敷いて
新規就農＆余剰二酸化炭素排出量を大手企業に
売りつけるスキームでＩＰＯを目指す
事業構想を夢見がちな若者にコンサルする
感じが一番、調整区域の土地からお金を
生み出せるような気がします。
農地を買い集めている方々が本当の所では
どういったお考えなのかは不明ではありますが
もしもこの先、農地の売買を担う事があれば
ちょっと話を持って行ってみようと思います。
