先週金曜日に金融機関の方とお話をしました。
内容は色々ですが主に真岡市内の各業種への
コロナの影響であったり、今後の市況感とか
融資の姿勢とかです。
→不動産の売買には融資が絡むので
現況の融資姿勢とか今後の見通しとかが
意外に重要な要素になるのです
ミクロな話をする前にマクロな話をしますが
先ず、３月時点での全国の地銀の貸出残高は
２７０兆円で過去最高になったそうです。
原因は、コロナ融資ですね。人流の減少に伴う
経済縮小で打撃を受けた企業の資金繰りを
支える為の融資ですが、今年の３月で一旦
終了となりました。
→現在も各市町村でコロナ対策融資を
用意してはいますが利子補給とかが無い
2020年度のＧＤＰはリーマン越えの
－4.6％というニュースもありましたね。
緊急事態宣言で個人消費が落込んだのと
ＧｏＴｏキャンペーンで持ち直したのと
半導体不足で自動車の輸出が伸び悩んだのが
年でならして見るとそれ位だそうです。
→緊急事態宣言が発令されると驚愕の
消費控えになるので、マジで飲食以外は
（宣言中は）しんどいですね
真岡市内では…
で、肝心の真岡市内ではどうなのか？というと
観光は滅茶苦茶大変だそうです。下手げに
Ｇｏｔｏキャンペーンがあったから飲食の様な
時短協力金的な物もないそうですし…
その他の業種に関しては、例年よりも収益は
悪化しているようですが青い顔をする程では
ないそうです。私も大体同じです。
不動産業を細かく見ていくと…
賃貸仲介業（アパート紹介）は緊急事態が
発令されなければ例年より少し悪い位です。
発令されるとマジで暇でございます。
昨年暮れから現在まで、真岡市内の賃貸は
在庫過少状態が続いていますが、その分
人気が集中し埋まる物件は秒殺で埋まります。
売買仲介（土地・建物紹介）は巣ごもり需要で
新築建売は絶好調だそうです。中古は微妙。
土地売りは、真岡市内の売土地が減ったので
区画整理地内とかは好調ですね。その他の
立地でも、意外に新規事業を検討している方が
結構いらっしゃるのでニーズはありますが
需要に応えられる土地が無い感じです。
不動産賃貸業（大家さん）は例年に比べて
退去が少ないので、新規解約を受けていない
大家さんは堅調だと思われます。
ファミリータイプのアパートは上記の
持家需要で解約が出てますが、そもそも
比較的新しい物件での解約が多かったので
リカバリーが容易でした。
今後の見通しは…
ワクチン接種が進んだ後の見通しですが
賃貸はアパートの空室が増えると思います。
今、異常に少ない理由がコロナ特需の
企業への派遣社員寮としての需要なので。
人流の再開と経済活動の正常化が進めば
その分が一気に出るかな？って思います。
中古の売住宅は、今後も量が増えるかと。
コロナの影響というより、今住宅購入をした
層の内、無理をして購入した層で売却が
出るのではないかな？という見通しです。
築浅系の売家で残債が異常に多いパターン
結構見ます。纏めてるだろ！って奴。
融資に関しては現状で若干厳しめだそうです。
金融商品に関しましては金融の方（の上司）の
お話ですと、今後ＥＵ圏の企業株が
組み込まれた商品とかが面白そうだと
言っていましたが、私はお付き合いのある
地主さんの言っていたインドの方が熱い
と思います。投資は自己責任でお願いします。
真岡市内で土地が少なくなっているのは事実で
特に区画整理地であれば、今後、坪単価が
上昇すると思います。（不動産屋としては）
一般の皆様が土地購入を検討する際には
立地と同様に予算も重要なのは承知の上です。
将来的に利便性が高い土地が高価になり
僻地が投げ売りされるようになった際に
どちらに人気が集まるか？は、その時に
なってみないと何とも言えないです。
→でも、真岡市内って高属性の方々が
結構いらっしゃるので、環境重視で
高価な土地が売れる様な気がします
現在、真岡市内では高齢者を対象とした
ワクチン接種が進んでいるそうです。
重症化しやすい方々の摂取が済めば
現状より少し前向きに経済活動が可能になると
思われますので、あと少しの期間、より一層の
感染症対策を講じながらの営業に努めます。
