昨年、コロナ禍が不動産業界にどの様な影響を
与えたか？についての業界アンケートでは
凡そ３割程の売上減というデータが出ました。
それから１年が経過し、現在はどうなのか？
ラ〇フル〇ームズ（ポータルサイト）が
掲載物件平均家賃と反響（問合せ）の数字から
データを集計してたのでご紹介します。
ちなみにＳ〇ＵＭ〇もデータ集計くれますが
栃木県のみの集計（エリア毎に分けて）なので
細かく分析したい時はス〇モの方が見易くて
ビッグデータで傾向を確認したい時は
ホ〇ムズのデータの方が全体像を掴み易いので
これから不動産業を開業しよっかな？って
お考えの方は両方使った方が良いと思います。
（でも、ス〇モは賃貸データしかくれない）
賃貸はあんまり影響がない
こんな書き出しだと、多少の語弊がありますが
コロナは賃貸（というか家賃）にはあまり
影響が無いです。昨年の今頃から先月位までの
ホ〇ムズ掲載物件の平均賃料は横這い～上昇。
ス〇モ掲載物件の方は、やや下落傾向。
ス〇モのデータは栃木県内のみの集計なので
コロナ禍で賃料下落と捉えるよりは新築や
築浅などのアパートから順次申込が入った。
もしくは、例年よりも新築が少なかった。
って見た方が良いと思います。
＆例年よりも引越しが少ない。新規募集が減り
市場への新築投下が少なくなれば掲載賃料の
平均値も徐々に下がります。つまり…
仲介をしている我々業者は踏んだり蹴ったり…
…って迄の影響は無いですが、コロナが
無かったらもっと仲介出来たのかな？
ホ〇ムズ集計の「掲載平均賃料と反響賃料」の
乖離率は3.4％と極僅か。解りやすく言うと
現在、募集されているアパート家賃の平均値と
実際にお問合せが入った物件の平均家賃に
あんまり差が無い。という事です。
売買は消費者意識との乖離がある
これはホ〇ムズのデータのみですが
中古マンションの価格は右肩上がりなのに対し
反響価格は殆ど横這いで推移し、乖離率が
段々、広がっているようです。
また、緊急事態宣言が発令された際には
反響価格が更に下がる傾向にあるそうで
宣言が消費者心理に負の影響を与えています。
元々、緊急事態宣言が経済に打撃を与える論が
囁かれていたので、まぁ答え合わせ的な数字。
後、コロナ感染者が増える事でも反響価格は
下落する傾向の様です。（消費心理悪化）
掲載（売出）物件の価格と、反響価格の乖離は
平均14％程で、消費者心理的には売っている
マンションの１割位安い物件を求めていますが
全体的に在庫が少ないので価格は上昇する。
安いボロ家よりも高いリフォーム物件
これはデータ集計とかでは無くて、私自身が
開業後、４年間ずーっと中古売り物件を
毎日チェックしている中での体感値ですが
実需（自分で住む）で中古を探している方は
価格が安く、室内が汚い物件よりも
価格が高く、業者がリフォームをしたお家を
好む傾向にあります。ついでに言うと
不動産投資初心者は安くてキレイな部屋を
血眼で探しているようです…
まず、実需（自分で住む）で探す方ですが…
安い汚い物件を買って業者に修繕依頼した方が
トータルの費用を安くできますよ？
おまけに、自分好みに仕上げられますし…
イメージ湧かないから難しいでしょうが…
そんで、不動産投資初心者の方ですが
安くて綺麗な物件など無いので諦めて下さい。
安いなら安いなりのデメリットがあるので
各々が許容できる不都合を受け入れれば
安価で収益性の高い物件に巡り合えるかと。
