先日、認識の相違からお客様に不愉快な思いを
させてしまったので悔い改める…っていうか
世間一般の皆様が不動産屋に対して何故か持つ
間違った認識を是正したくて今回の話を
書こうと思いました。一方的な思い込みで
勝手にショック受けるのヤメテ欲しい…
ネットに出ていないお宝物件
これに関しては前にも書いたのですが…
賃貸・売買共に基本的にそんな物は無いです！
現代における不動産屋の集客方法は９割方は
インターネット経由です。前情報なしで直接
店舗にくるお客様も居るにはいますけど。
仮に不動産屋の営業活動を釣りに例えますと
不動産の情報が餌で、お客様が魚となります。
また、集客方法を釣り場に例えて説明すると
ネット集客が海で、店舗直が水溜まりです。
誰もが飛び付く極上の餌を手に入れたとして
皆様だったら水溜まりに撒きますか？
極々稀に不動産を処分しようとしている事を
周知して欲しくないという売主様も居ますケド
用途にもよりますが売り先決まってますし。
→ネット上で物件情報を収集していても
ピンとくる不動産が無い…そうだ！不動産屋に
直接聞いてみればお宝情報があるかも！
…っていう事は基本的に成り立たないのです。
インターネットが普及していなかった時代では
不動産屋（と、紙媒体）が、一般の皆様が
不動産情報を入手するメインの手段だったと
理解できますが現代はネット情報で充分です。
これに伴って不動産屋に求められている事自体
随分と変化しているとすら思っています。
不要な費用を払わされる
最近、賃貸の契約金の詳細を教えて欲しいとか
退去の原状回復費用について減価償却が～
とか言われた事がありますが、確かに要らない
費用とかを上乗せしている業者も居ますケド
どっちかって言うと大きい会社の方が多くて
地場の小さい不動産会社で不要なオプションを
セット売りしている業者は少ないと思います。
これの絡繰りは凄い簡単で、従業員が多いと
その分の人件費（固定経費）が膨らむので
成約１件当たりの利益率を高くしないと
経営が安定しないから。なんですけど。
私個人の感想では、オプション販売面倒だし。
アパート退去に伴う原状回復にしても、現在は
国土交通省が公表しているガイドラインが
どなたでも無料で見られる様になってますし
これを言う人に限ってお部屋の使用状況が
酷いことになっているので…
不動産屋に依頼した方が良い情報が集まる
御自身の探している条件を提示してきたうえで
合致する不動産情報がでたら教えて欲しいと
不動産の情報収集をご依頼いただくパターン。
私はお断りしています。理由は先ほども
記載しましたけど不動産の情報はネットで公開
されるのが（概ね）一番早いので
・ネット情報→仲介→お客様
・ネット情報→お客様
上の２つを比べれば、お客様がご自分で情報を
収拾する方が早い。という事が分かるかと。
情報収集の依頼の場合では特殊条件の複合系で
あることが多く（戸建・分マン・ペット可等）
要は、そういう物件を探しているライバルが
多いであろうという事です。倍率高いのに
わざわざ情報取得スピードが下がる事を
受任するわけにもいかないですし…
かつては素人と不動産屋に情報格差があった
時代もあると思いますけど現代においては
そんなに情報量に差は無いと思います。
情報を処理する時間とかには差がありますが。
また、皮肉な事に情報伝達が容易になって
不動産屋に求められる資質が変わったからこそ
老舗のおじいちゃん業者さん達が輝く時代に
なってきたとも言えます。ネット疎いのに。
