何日位前か忘れてしまいましたが
業界大手アパートメーカーの
建築営業さんとお話させて頂く
機会がありまして、その時に
ちょっと疑問に思った件です。
営業さんが言うには
「供給過多になるほどアパートを
建てても、家主さんの利益が
損なわれるので、調査してから
お話するエリアを決めてます」
との事でしたが、
賃貸の市場を見てみますと、
賃料や室内設備での競争は
止まる気配を見せませんし、
ホントなのかな？
と、少し疑問を覚えたので
早速、分かる範囲で
調べてみました。
結果、真岡市の世帯数は
平成29年11月時点で
約29000世帯（市役所ＨＰより）
地方都市ですので、
持家の割合が借家の割合より
多いと仮定して
持家→約19000世帯
借家→約10000世帯（仮定値です）
現在、市場に流通している
物件の実数が約300部屋位。
満室稼働・ネット上で探せない
お部屋が仮に同数空いているとして
600部屋位としまして…
栃木県全体の空室率が
約15％というデータがありましたので
（暫定値ばかりですが）
先ほどの600部屋を当てはめると
計算上、真岡市の賃貸物件の
総部屋数は3400になるようです。
ココに、公営住宅もある点を
加味しましても
良いとこ、民営：公営＝8：2
にもならない割合（体感的に）
だと思いますし、
仮に5：5の割合で部屋数が
有ったとしても、約7000部屋。
キチンとしたデータでは無いので
目安にもならないのですが、
凄くどんぶり勘定したとしても
世帯数に対して7割の部屋数という
事になります。
先ほどの営業さんにデータを
見せて貰ったりはしてないのですが
少なくとも、供給過多には
なっていないという言葉は
嘘ではなさそうです。
※空室率は栃木県全体の数字ですので
真岡市だけやたら空室率が高い
可能性も有るにはあります。
※ここから完全な余談です。
では、なぜ賃貸アパートで
賃料や室内設備の競争が
続くのでしょうか？
ちょっと気になったので
後日、別の分野を調べて
記載します。が、
何となくの意見ですと
ネットやスマホの普及に伴って
以前より物件が見つけやすい
世の中になっている事も
関係ありそうですね。
私自身、初めて不動産屋さんに
就職した時は、ＳＵＵＭＯ等の
不動産検索サイトも
知りませんでした（約7年位前）
お部屋探しのお客様を
集める手段も、その頃は
フリーペーパーも使ってました。
今や、スマホ片手にお部屋を
探せるので、仮に10年前の
人達が知りえたお部屋の情報を
10だとすると、今の方は
100～200位の情報から
アパートを探しているのでは
ないでしょうか？
一つの賃貸アパートがあった時
今までは競争相手（他のアパート）が
10しかいなかったのに、
今や、真岡市に限って言えば
市内中の物件が競争相手に
なってしまうから
価格・設備競争が続くのかも
しれませんね。
ついでに、賃貸物件を検索できる
便利なサイトですが、
お部屋を探している皆様は
勿論、無料で利用できるのですが
掲載している不動産会社は
決して安くはない使用料を
支払って物件掲載をしています。
どんな方法で実現できるか
全くの不明ですが、ゆくゆく
ポータルサイトを利用しないで
お客様からお問合わせを
貰える方法は無い物か？
とか、考えながら
毎日お仕事をしています。
